「スロットって、お店に入ってから何をすればいいの?」
「メダルはどうやって借りて、どうやって終わるの?」
「ルールが分からないまま座るのは恥ずかしい」
そんな不安を持って、この記事にたどり着いた人も多いと思います。
先に答えを書きます。
空いている台に座る → 台の横のサンド(貸出機)にお札を入れてメダルを借りる → メダルを3枚入れてレバーを叩き、ボタンを3つ押す。これをくり返すだけです。
やめるときは、メダルを計数機で数えてレシート(またはカード)にし、景品カウンターで景品に交換します。
分からないことがあれば、台の上の呼び出しボタンで店員を呼んで聞いて大丈夫です。
ここでいうスロットは、パチンコ店に置いてあるスロット(パチスロ)のことです。
カジノやスマホアプリのスロットとは別物なので、この記事では扱いません。
僕はパチンコ店で約8年(2008〜2016年ごろ)、東京の店で店員から店長まで働いていました。
この記事では、お店側の目線で次のことを順番に解説します。
- 入店して台に座るまで
- メダルの借り方と、1000円で何枚借りられるか
- 1回の打ち方と、リプレイ・小役・ボーナス・ATの意味
- 増えたメダルの数え方と景品交換
- スマスロ(メダルを使わないスロット)の違い
- 休憩・やめ方・困ったとき・マナー
なお、パチンコ・スロットは18歳未満は遊技できません。
スロットの流れは「入店→借りる→打つ→数える→交換」の5つ。まずは空いている台に座る

スロットは、お店に入ってから帰るまで、この5つの順番で進みます。
この記事も、この順番で見出しを並べています。
18歳未満は遊技できない。若く見えるなら顔写真付きの身分証を持って行く
パチンコ店は、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)で、18歳未満を客として入れてはいけないと決められています(第22条第1項第5号。2026年11月時点、e-Gov法令検索で確認)。
18歳になっていても、高校生は断るお店が多いです。
若く見られそうな人は、運転免許証やマイナンバーカードなど、顔写真付きの身分証を持って行くと安心です。
年齢確認のくわしい話は、こちらにまとめています。
➡ パチンコの年齢確認は何歳から?18歳の高校生は?身分証も元店長が解説
空いている台の見分け方:タバコ・飲み物・休憩札がある台には座らない
誰も座っていなくても、空いている台とは限りません。
次のような台は、ほかのお客さんが確保している可能性があります。
- タバコ・ライター・飲み物などの私物が置いてある
- 休憩札(お客さんが席を外していることを示す札)が置いてある
- 下皿にメダルが残っている
下皿は、台の下にある、出てきたメダルを受ける皿のことです。
こういう台には座らないでください。
迷ったら、近くの店員に「この台、空いてますか」と聞けば確実です。
台の上や島の端でレート(20円・5円など)を確かめてから座る
同じお店の中でも、メダル1枚の値段(レート)が違う台が分かれて置いてあることがあります。
- 20円スロ(4スロとも呼ばれます): メダル1枚を20円で借りる台
- 5円スロ(5スロとも呼ばれます): メダル1枚を5円で借りる台
ほかのレートを置いているお店もあります。
島は、台が背中合わせにずらっと並んだ列のことです。
レートの表示は、台の上・島の端・サンドなど、お店によって場所が違います。
僕のいた店のスロットは、20円と5円の2つでした。
初めてなら、レートの低い台のほうが、同じお金で長く遊べます。
座る前に、レートだけは必ず確かめてください。
メダルはサンドで借りる。20円スロは1000円で約46〜50枚、5円スロは200枚
台の横のサンドにお札を入れて、貸出ボタンを押す
サンドは、台と台の間にある、メダルの貸出機のことです。
一般的な借り方は次のとおりです。
- サンドにお札を入れる(小銭は使えないことが多いです)
- 貸出ボタンを押す
- 1000円分のメダルが下皿に出てくる
ICカード式のお店では、お札を入れるとカードに残高が入り、貸出ボタンでメダルが出る、という形のこともあります。
手順はお店ごとに違うので、サンドに書いてある案内に従ってください。
1000円で借りられる枚数は、レートと店で違う(2026年11月時点)
1000円で借りられるメダルの枚数の目安です。
| レート | 1000円で借りられる枚数の目安 |
|---|---|
| 20円スロ | 約46〜50枚(消費税込みの貸出の店は46〜47枚が多い) |
| 5円スロ | 200枚 |
枚数はお店によって違います。
台やサンドの表示を見て確かめてください。
1回に使うメダルは3枚なので、50枚なら約16回分です。
使い切らなかったお金は、返却ボタンでカードにして精算機で戻す
サンドに入れたお金が残っているときは、返却ボタンを押すと、残っている分がカード(残高カード)になって出てきます。
このカードを店内の精算機に入れると、現金に戻せます。
サンドにお金を残したまま、またはカードを持ったまま帰らないようにしてください。
お店によっては、出したメダルを預けておける会員カード(貯玉)の仕組みもあります。
仕組みはお店ごとに違うので、くわしくはこちらへ。
➡ パチンコ店の貯玉会員カードのメリットとデメリット 店員が募集する目的や狙い、理由について
1回の遊び方は「メダル3枚→レバー→ボタン3つ」。基本はこのくり返し
メダルを3枚入れる(BETボタン・MAX BETボタンでもいい)
まず、下皿のメダルを台の投入口に3枚入れます。
BET(ベット)は、メダルを掛けることです。
台の中にメダルがたまっているときは、MAX BETボタンを押すだけで3枚掛けになります。
台の中にためておけるメダルの数をクレジットといい、台の数字の表示で分かります。
基本は3枚掛け、と覚えておけば大丈夫です。
レバーを叩くとリールが回る。ボタンを1つずつ押して止める
リールは、台の真ん中にある、絵柄の付いた3本の帯のことです。
- レバーを下に押す(叩く)と、リールが回り始める
- ストップボタンを1つ押すと、リールが1本止まる
- ボタンを3つ押して、3本とも止める
ボタンは、基本は左から順に押します。
液晶やランプで押す順番の指示が出たときは、その指示に従ってください(機種によります)。
レバーもボタンも、強く叩かなくても軽く押せば動きます。
ここは最後のマナーの章でもう一度書きます。
絵柄がそろうとメダルが出る。リプレイ・小役・ボーナス・ATの意味だけ覚えればいい
止まったリールで決まった絵柄がそろうと、メダルが出たり、特別な状態に入ったりします。
最初は、次の4つの意味だけ覚えておけば十分です。
- リプレイ: そろうと、次の1回をメダルを入れずに打てる
- 小役(こやく): そろうと、決まった枚数のメダルが出る
- ボーナス: そろうと、メダルが増えやすい状態に入る
- AT: メダルが増えやすい状態に入る仕組みの一つ
ほかにもスロットの用語はたくさんあります。
くわしくはこちらの記事で解説しています。
➡ パチスロの初心者が知っておきたいスロット用語を分かりやすく解説
目押しが必要な場面もある。できないときに手伝ってもらえるかは店による
目押しは、回っているリールの絵柄を見てボタンを押し、狙った絵柄を止めることです。
目押しが必要かどうかは、機種や場面によって違います。
できないときに店員が手伝ってくれるかは、お店によります。
困ったら、呼び出しボタンで店員を呼んで聞いてみてください。
目押しのやり方は、こちらにまとめています。
➡ スロット初心者でもできる目押しのやり方 簡単にできるポイントやコツを紹介
メダルが増えたら、ドル箱に移すか台で数える。計数したらレシートを受け取る
下皿がいっぱいになったら、ドル箱に移す(台の横で数える店もある)
メダルが増えて下皿があふれそうになったら、ドル箱に移します。
ドル箱は、出たメダルをためておく箱のことです。
置き場所(台の上・足元など)や取り方は、お店によって違います。
最近は、各台計数のお店もあります。
各台計数は、台の横でメダルを数えて、カードなどに記録する仕組みです。
この場合、ドル箱は使いません。
僕のいた店には、ドル箱から計数機に運ぶ台と、各台計数の台の両方がありました。
メダルが詰まったドル箱は重く、運ぶのは大変でした。
計数機(ジェットカウンター)で数える。箱が多いときは店員を呼ぶ
計数は、出たメダルの枚数を数えることです。
ドル箱を使うお店では、やめるときに、ドル箱のメダルをジェットカウンター(メダルや玉を数える機械)に流して数えます。
箱が多いときは、呼び出しボタンで店員を呼べば運んでもらえるお店が多いです。
「何箱から店員を呼ぶか」は、お店ごとの決まりです。
下皿に残ったメダルも、忘れずに数えてください。
僕が働いていた頃、店員として対応が多かったトラブルは、台や計数機の詰まりなど、機械の不具合でした。
床に落ちているものの扱いにも決まりがあり、僕のいた店では、床に落ちた玉やメダルは店員が拾うルールでした。
計数機が止まったり、メダルを落としたりしたときは、自分で何とかしようとせず店員を呼んでください。
僕のいた店では、初心者のお客さんには、計数や景品交換の流れを店員から案内していました。
数え方が分からないときも、遠慮なく聞いてください。
レシートは再発行されないことがある。なくさないように持つ
計数が終わると、メダルの枚数が書かれたレシート(またはカード)が出てきます。
これを景品カウンターに持って行きます。
なくしたときに再発行できないお店もあります。
財布やポケットなど、なくさない場所にしまっておいてください。
スマスロはメダルを触らない。借りるのも数えるのもユニットとICカード(2026年11月時点)
スマスロは、僕が店にいた頃はまだなかった機械なので、ここでは仕組みの説明だけにします。
スマスロは2022年11月21日に導入が始まった、メダルを使わないパチスロ
スマスロ(スマートパチスロ)は、メダルを使わず、メダルの数を台の中で電子的に記録するパチスロです。
2022年11月21日に、パチンコ店での導入が始まりました。
ただし、全部の台がスマスロになったわけではありません。
メダルを使う台とスマスロが、同じお店に置いてあることもあります。
僕がいた頃のメダルの台では、重いドル箱を運んだり、計数機が詰まったりということがありました。
スマスロでは、そもそもメダルに触りません。
お札かICカードをユニットに入れ、貸出ボタンでクレジットに入る。打ち方は同じ
スマスロでは、サンドの代わりにユニットを使います。
ユニットは、スマスロ用の貸出・計数の機械です。
- 台の横のユニットに、お札かICカードを入れる
- 貸出ボタンを押す
- 台のクレジット表示に、借りたメダルの数が出る
あとは、BETボタン・レバー・ストップボタンで、メダルの台と同じように打ちます。
出たメダルもクレジットに足されていくので、下皿やドル箱は使いません。
やめるときは台の計数ボタン → ユニットの返却ボタンでICカードを受け取る
- 台の計数ボタンを押して、台のメダル数をユニットに移す
- ユニットで枚数を確かめて、返却ボタンを押す
- 枚数の入ったICカードが出てくる
- ICカードを景品カウンターに持って行く
機種によっては、計数に少し時間がかかることがあります。
終わるまで待ってから、カードを受け取ってください。
席を離れるときは、クレジットをカードに移してから。やり方は店の案内に従う
台にクレジットが残っていると、ほかの人に使われるおそれがあります。
クレジットを台に残したまま席を離れないでください。
離席や休憩のときは、お店の案内どおりに、クレジットをカードに移しておきましょう。
細かいやり方はお店や機種で変わるので、分からなければ店員に聞いてください。
休憩するなら休憩札、やめるならレシートを持って景品カウンターへ
短い離席と休憩札:時間の決まりは店によって違う
トイレなど短い時間の離席なら、台に私物を置いておくことが多いです。
離れる時間が長くなりそうなら、呼び出しボタンで店員を呼んで、休憩札を置いてもらいます。
何分まで離れていいかは、お店によって違います。
貴重品・カード・レシートは、台に置いたまま離れないでください。
休憩札の時間やルールは、こちらの記事でくわしく書いています。
➡ パチンコの休憩札は何分まで?帰ると出禁?元店長が店側の本音を解説
やめる前の確認:サンドの残金・カード・下皿のメダル・レシート
席を立つ前に、次の4つを確かめてください。
- サンドにお金が残っていないか(残っていれば返却ボタン)
- カードを抜いたか
- 下皿やドル箱にメダルが残っていないか
- レシートかカードを持ったか
スマスロの場合は、計数ボタンを押したかも確かめてください。
景品カウンターでレシートを景品に替える。お店で受け取るのは現金ではなく景品
レシート(またはカード)を景品カウンターに出すと、枚数に応じた景品に交換できます。
僕が働いていた頃、初心者のお客さんにいちばんよく聞かれたのは「換金はどこでするの?」でした。
僕のいた店では、そう聞かれたら「お答えできない」と伝える決まりでした。
ここからは、一般的な仕組みの話です。
パチンコ店は法律で、現金や有価証券を賞品として渡すことができません(風営法第23条第1項第1号。2026年11月時点、e-Gov法令検索で確認)。
なので、お店で受け取るのは、あくまで景品です。
その景品を、お店とは別の場所で買い取ってもらう流れは、一般に「三店方式」と呼ばれています。
ただ、景品の種類や交換の決まりはお店ごとに違います。
景品のことで分からなければ、景品カウンターで聞いてください。
メダル何枚で何円分の景品になるか(交換率)も、お店によって違います。
交換率のくわしい話はこちらへ。
➡ パチンコの等価交換・交換率とは?早見表と計算式を元店長が解説
困ったら呼び出しボタンで店員を呼んでいい。台を叩く・強く押すのはやめる
呼び出しボタン(台の上のランプ)を押せば、店員が来てくれる
呼び出しボタンは、台の上のデータランプ(台の情報を表示する機械)などに付いているボタンです。
押すとランプが光って、店員が来てくれます。
次のようなときは、どれでも呼んで大丈夫です。
- メダルが出ない・詰まった
- 借り方や数え方が分からない
- 休憩札がほしい
- ドル箱を運んでほしい
前の章で書いたとおり、僕のいた店で対応が多かったのは、台や計数機の詰まりでした。
機械の調子がおかしいときは、自分でいじらずに呼び出しボタンを押してください。
大きな声で呼んだり、台を叩いて知らせたりするのはやめましょう。
台やボタンを強く叩かない。壊れたら弁償や出禁になることもある
レバーもボタンも、軽く押せば動きます。
台を叩く「台パン」や、ボタンを強く叩くのは、台が壊れる原因になりますし、周りのお客さんも驚きます。
台やボタンは強く叩かないでください。壊してしまうと、弁償や出禁になることもあります。
僕が店員として打ち方で声をかけたのは、台やボタンを強く叩く人でした。
台を壊してしまったときにどうなるかは、こちらにまとめています。
➡ 台パンでパチンコ台を壊したら?弁償・警察・出禁を元店長が解説
ボタンの連打・大きな声・音量にも気をつける
ボタンを必要以上に連打する、大きな声を出す、といったことは、周りのお客さんが気にすることがあります。
台の音量を変えられる機種なら、周りに合わせて調整すると安心です。
ただ、僕のいた店では、打ち方のクセが原因のクレームはほぼありませんでした。
他人の打ち方のクセは、感じ方が人によって違います。
自分が叩きすぎていないか、だけ気をつけておけば十分です。
他人の台に座らない・落ちているメダルを拾って使わない・後ろから長く見ない
- 他人が確保している台には座らない
- 落ちているメダルは他人のもの。拾ったら自分で使わず店員に渡す
- 他人の台を後ろから長く見る(立ち見)のは、お店によっては嫌がられる
出玉の盗難や、立ち見のルールについては、こちらの記事で書いています。
➡ パチンコ・スロットで出玉を盗まれたら?警察と補償を元店長が解説
➡ パチンコの立ち見は禁止?友達の台を見ていい?店のルールとマナー
パチンコ・スロットを遊ぶときの注意
- 最初に書いたとおり、18歳未満は遊技できません。
- 遊技は、生活に影響しない余裕のあるお金で楽しんでください。「取り返そう」と、使うお金を増やさないようにしましょう
- のめり込みに不安がある人や、家族のことで悩んでいる人は、リカバリーサポート・ネットワークに相談できます
リカバリーサポート・ネットワーク(2026年11月時点)
- 電話: 050-5846-3952
- 受付: 月曜〜金曜 10:00〜22:00(受付は21:30まで、祝日を除く)
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まとめ
- スロットの流れは「入店→借りる→打つ→数える→交換」。18歳未満は遊技できない
- メダルはサンドで借りる。20円スロは1000円で約46〜50枚、5円スロは200枚が目安(店による)
- 1回の遊び方は「3枚BET→レバー→ボタン3つ」。リプレイ・小役・ボーナス・ATは意味だけ覚えればいい
- 増えたメダルは計数してレシートに。レシートは景品カウンターで景品に替える
- スマスロはメダルを触らず、ユニットとICカードで借りて数える。離席時はクレジットをカードへ
- 休憩は休憩札、困ったら呼び出しボタン。台やボタンは強く叩かない
関連記事
➡ スロット初心者でもできる目押しのやり方 簡単にできるポイントやコツを紹介
➡ パチスロの初心者が知っておきたいスロット用語を分かりやすく解説