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パチンコ屋の営業時間は何時から何時まで?法律と閉店時間を元パチンコ店員が解説

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「パチンコ屋って、何時から何時までやっているの?」

「閉店23時なら、23時まで打てる?」

「24時間営業の店はないの?」

行く前に、こんなことが気になる人は多いと思います。

 

先に答えを書きます。

パチンコ屋は、法律(風営法)で午前0時〜6時の営業が禁止されています。

だから、24時間営業はできません。

 

そのうえで、都道府県の条例が「開店前」と「閉店後」の禁止時間を決めています。

東京・大阪は10時〜23時、愛知・神奈川は9時〜23時のように、県によって営業時間が違うのはこのためです(2026年11月時点)。

 

もう一つ大事なのは、「23時閉店」は、23時まで打てるという意味ではないことです。

僕がいた東京の店は、10時開店で、22時45分に遊技を終えていました。

 

僕は2008年から2016年まで、東京のパチンコ店で8年働いた元パチンコ店員です。

この記事では、お店側の目線で次のことを書きます。

  • 営業時間を決めている法律と条例のしくみ
  • 東京・大阪など主な都府県の営業時間と、24時間営業ができない理由
  • 三重県の年末年始のオールナイト営業
  • 閉店前に店の中で何が起きているか、行く店の時間の確かめ方

 

 

パチンコ屋の営業時間は、法律で「午前0時〜6時は禁止」と決まっている

午前0時〜6時は全国どこでも営業できない(風営法13条1項)

パチンコ屋は、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)で風俗営業の一つとされています(2条1項4号)。

風俗営業は、都道府県の公安委員会(窓口は警察署)の許可を受けて営業するお店のことです。

 

風営法13条1項では、風俗営業のお店は深夜(午前0時から午前6時まで)に営業してはいけない、と決められています(2026年11月時点)。

これは全国共通のルールです。

 

全国のぱちんこ屋等の許可数は6,706件(令和6年末。令和7年版警察白書)で、どの店もこのルールの中で営業しています。

雀荘(まあじゃん屋)も同じ2条1項4号の風俗営業なので、同じく午前0時〜6時は営業できません。

 

以前この記事では「風営法では、パチンコ店は深夜1時までに必ず閉店」と書いていましたが、これは誤りでした。

法律が決めているのは「午前0時〜6時は営業禁止」です。

 

「午前1時」は、条例で特別に営業を延ばせる場合の上限として出てくる時刻です(大阪府・愛知県の条例など)。

どの店も1時まで営業できる、という意味ではありません。

 

雀荘を開くときに守る決まり(営業時間・年齢など)は、雀荘経営の記事でも書いています。

 

➡ 雀荘経営は儲かる?売上の仕組みと開業資金、失敗談を元経営者が解説

 

24時間営業ができないのはこのため。例外は条例で決めた「特別な日・地域」だけ

パチンコ屋が24時間営業をしないのは、お店の都合ではなく、法律で深夜の営業が禁止されているからです。

 

ただし、13条1項には例外(ただし書)があります。

お祭りのような「習俗的行事その他の特別な事情のある日」や、深夜の営業を認める特別な事情がある地域として条例で決めた場所では、午前0時を過ぎても営業できる、というものです。

どこまで延ばせるか、パチンコ屋に当てはまるかは、都道府県の条例しだいです。

 

たとえば、大阪府と愛知県の条例には、年末年始などの決められた日に午前1時まで営業を延ばせる枠があります(2026年11月時点)。

年越しに夜通し営業できるとされているのが三重県で、これは後の章でくわしく書きます。

 

一方で、東京都の条例では、ぱちんこ屋は「営業延長許容地域」(午前0時を過ぎても営業できる地域)の対象外です(都条例4条の2第2項)。

島根県は、県民からの提案への回答で「オールナイトは認められていない」と答えています。

 

開店・閉店時間が県で違うのは、条例で禁止の時間を上乗せしているから

風営法13条2項では、都道府県が条例で地域を決めて、営業時間をさらに制限できるとされています。

 

多くの県は、この仕組みを使って「朝の開店前」と「夜の閉店後」に営業してはいけない時間を足しています。

だから、開店・閉店時間が県によって違うのです。

 

パチンコ屋の営業時間のしくみを0〜24時の帯で示した図。法律で0時〜6時は営業禁止、東京都の条例で営業できるのは10時〜23時。元パチンコ店員がいた東京の店は10時開店・22時45分遊技終了で、23時までに計数・交換して退店し、0時ごろまで店員の閉店作業

 

条例は「開店前」と「閉店後」の禁止時間を決めている

東京で考えると分かりやすいです。

 

東京都の条例(5条)では、ぱちんこ屋は23時から翌朝10時まで営業してはいけないとされています。

法律の「午前0時〜6時」に、条例の「23時〜0時」と「6時〜10時」が足された形です。

 

残った10時〜23時が、東京のパチンコ屋が営業できる時間です。

上の図の1段目と2段目を重ねると、この形になります。

 

東京・大阪は10時〜23時、愛知・神奈川は9時〜23時(2026年11月時点)

条例や県警の資料で確認できた都府県は、次のとおりです。

 

表1 条例・県警資料で確認できた都府県(2026年11月時点)

都府県 営業できる時間 根拠
東京都 10:00〜23:00 東京都の風営法施行条例 5条
大阪府 10:00〜23:00 大阪府の風営法施行条例 6条
愛知県 9:00〜23:00 愛知県の風営法施行条例 6条
神奈川県 9:00〜23:00 神奈川県警の解釈基準

 

(神奈川県は、条例の本文ではなく、県警が出している解釈基準の文書で確認しています)

 

次の2県は、条例の本文までは確認できていませんが、複数のサイトで時間が一致している県です。

 

表2 条例本文は未確認・複数のサイトで一致している県

県 営業できる時間
宮城県 8:00〜24:00
三重県 9:00〜24:00

 

(出典: chance-up の都道府県別の営業時間一覧 2024年9月更新、ENCOUNT 2025年7月5日の記事。条例の本文は確認できていないので、正確な時間はお店か県警で確かめてください)

 

ほかの道府県は、条例の本文を確認できていないため、この記事では載せていません。

自分の行く店の時間は、店の公式サイトや店頭の掲示で確認するのが確実です。

 

いちばん長いのは宮城の8時〜24時とされる(条例は未確認)

「パチンコの営業時間が全国でいちばん長いのはどこ?」とよく調べられています。

 

複数のサイトでは、宮城県の8時〜24時が全国で最長(16時間)で、開店もいちばん早いとされています。

ただ、宮城県の条例の本文はまだ確認できていません。

 

なお、24時までの営業は、法律の「午前0時から禁止」とぶつかりません。

0時ちょうどまでに営業を終えればいい、ということになります。

 

条例の時間は「上限」。店はその中で開店・閉店時間を決めている

条例が決めているのは「この時間は営業してはいけない」という枠です。

その中で、何時に開けて何時に遊技を終えるかは、お店ごとに違います。

 

たとえば同じ東京でも、店舗情報サイトには、閉店を22時40分・22時50分・23時としている店がそれぞれ載っています(2026年11月時点)。

 

反対に、条例で決まった開店時刻より早く開けることはできません。

僕がいた東京の店は、10時開店でした。

東京の条例で開けられるいちばん早い時刻どおりです。

 

新台入替やリニューアルの日は、開店時刻や入場のしかたがいつもと違うことがあります。

 

➡ 新台入替とは?流れと何時から打てるかを元パチンコ店員が解説

 

三重県は年末年始にオールナイト営業ができるとされる

報道によると、年越しは約38〜40時間の営業になる

三重県では、年末年始にパチンコ屋が夜通し営業する「オールナイト営業」が今も行われていると報じられています。

 

報道によると、2025年末〜2026年の年始は、12月31日の朝から1月1日の深夜まで、約38〜40時間続けて営業した店があったとされています(キャリコネニュース 2026年1月5日、DMMぱちタウン)。

入場を抽選にした店もあったと報じられています。

 

また、12月21日〜1月10日は午前1時まで営業を延ばせる、と書いているサイトも複数あります。

ただし、三重県の条例の本文は確認できていないので、正確な日付や時刻は「とされる」として読んでください。

 

僕がいた東京の店では、年末年始に営業時間を延ばしたことはありませんでした。

年末年始も、いつもと同じ10時開店・22時45分の遊技終了です。

同じ「年末年始」でも、県によってこれだけ違います。

 

理由は「伊勢神宮の参拝客にトイレを貸すため」と言われている

三重県でオールナイトができる理由は、「伊勢神宮へ初詣に行く人に、トイレを貸すため」とよく言われます。

 

ただ、これは条例の条文に書いてある理由ではありません。

三重県議会に出された陳情の文書に、1月1日に24時間営業してよい理由は伊勢神宮の参拝客にトイレを貸すため、という趣旨が書かれている、というのが出どころの一つです。

 

法律の上では、13条1項の例外にある「習俗的行事その他の特別な事情のある日」の枠で認められている、と考えられます。

パチンコ情報サイトのDMMぱちタウンでは、1980年代に伊勢市のあたりから始まった、とされています。

 

賛否もある。オールナイトでも18歳未満は入れない

オールナイト営業には、反対の声もあります。

2012年には、青少年への影響や交通の混雑を理由に「やめてほしい」という陳情が県議会に出されています。

 

営業時間が延びても、18歳未満はパチンコ屋に入れません(風営法22条1項5号)。

夜通しの営業でも、このルールは同じです。

 

➡ パチンコの年齢確認は何歳から?18歳の高校生は?身分証も元店長が解説

 

 

「23時閉店」は23時まで打てる意味ではない。僕の店は22時45分で遊技終了だった

僕がいた東京の店は10時開店・22時45分に遊技終了

ここからは、僕が働いていた東京の店の話です。

上の図の3段目が、この店の1日の流れです。

 

東京の条例で営業できるのは10時〜23時です。

その中で、僕がいた店は10時に開店し、22時45分に遊技を終えていました。

 

「閉店23時」と聞くと、23時まで打てると思う人もいると思います。

でも、お店側から見ると、23時は「お客さんが全員帰っている時刻」です。

 

閉店の15分前ごろから案内放送を流していた

僕がいた店では、閉店の15分前ごろ、つまり22時30分ごろから、閉店の案内放送を流していました。

 

遊技を終える時刻が近いことを、お客さんに知らせるための放送です。

 

22時45分で遊技終了。そこから計数・交換して退店

22時45分になったら、そのとき店にいるお客さんは遊技を終えます。

 

そこから、持っている玉やメダルを計数(機械で数えること)して、景品に交換し、店を出てもらう流れでした。

 

22時45分で遊技を終えていたのは、23時までにお客さん全員に退店してもらうためだと僕は考えています。

遊技を終えたあとも、計数と景品交換をして店を出るまでには時間がかかるからです。

 

つまり、「閉店23時」の店でも、実際に打てるのは閉店時刻より前までです。

何分前に遊技を終えるかは、店によって違います。

 

閉店間際に大当たり中の人は、終わるまで少し待った

22時45分の時点で大当たりの最中だったお客さんには、当たりが終わるまで少し待ちました。

 

これは、僕がいた店ではそうしていた、という話です。

閉店間際の当たりをどう扱うかは、店によって違います。

気になる人は、行く店で確かめてください。

 

閉店後も店員の仕事は続く。集計・掃除・点検・翌日の準備

お客さんが帰ったあとも、店員の仕事はまだ続きます。

僕がいた店で、閉店後にしていたのは次のような仕事です。

  • 玉・メダルや売上の集計
  • 店内の掃除と、台の点検
  • 設定変更など、翌日の営業の準備
  • 新台入替の前の夜は、入替の作業

 

設定は、台の当たりやすさを段階で切り替える仕組みのことです。

設定変更も、翌日の準備の一つとして閉店後にしていました。

 

新台入替がある日も、その前の日は普段どおり営業して、閉店後に入替の作業をしていました。

 

こうした作業を終えて、店員が帰るのは0時ごろでした。

 

➡ パチンコ屋バイトは何する?店員の仕事内容ときつい点を元店長が解説

 

「何時まで打てる?」はよく聞かれた。行く前に店の時間を確かめよう

お客さんからよく聞かれたのは「何時まで打てる?」

営業時間のことで、お客さんからよく聞かれたのは「何時まで打てる?」という質問でした。

 

店の閉店時刻と、遊技を終える時刻が違うので、聞かれやすかったのだと思います。

僕がいた店で遊技できたのは、22時45分まででした。

 

確かめ方は「店の公式サイト」「店頭の掲示」「店舗情報サイト」「電話」

営業時間と遊技を終える時刻は、県の条例だけでは分かりません。

行く店ごとに、次の方法で確かめてください。

  • 店の公式サイト
  • 店頭や店内の掲示
  • パチンコの店舗情報サイト
  • 店への電話

 

新台入替やリニューアルの日、県によっては年末年始も、いつもと時間が違うことがあります。

特別な日に行くときほど、お店の告知を見てから出かけましょう。

 

➡ 新台入替とは?流れと何時から打てるかを元パチンコ店員が解説

 

初めてなら、閉店間際より平日の昼間がおすすめ

これからパチンコを始める人なら、閉店間際より平日の昼間がおすすめです。

 

僕の経験では、平日の昼間は空いていて、客層も落ち着いていて、店員にも聞きやすい時間でした。

閉店間際は遊べる時間も短いので、初めての日は時間に余裕のある昼間のほうが落ち着いて遊びやすいです。

 

➡ パチンコに一人で行くのは怖い?女性・初めての人へ元店長が解説

➡ パチンコの遊び方とルール|お店が初めての初心者へ元店長が解説

 

パチンコ・スロットを遊ぶときの注意

  • パチンコ・スロットは、18歳未満は遊技できません。18歳でも高校生は遊技できないのが、業界・お店のルールとして一般的です
  • 遊技は、生活に影響しない、余裕のあるお金の範囲で楽しんでください
  • 営業時間が長い日も、「今日は何時まで・いくらまで」と上限を決めて遊びましょう
  • のめり込みに不安がある人は、リカバリーサポート・ネットワークに相談できます
    • 電話: 050-5846-3952
    • 受付: 月〜金(祝日を除く)10:00〜22:00(受付は21:30まで)
    • 公衆電話・番号非通知・184をつけた発信からはつながりません
    • 公式サイト: https://rsn-sakura.jp/ (2026年11月時点で確認)

 

まとめ

  1. 法律(風営法13条1項)で、午前0時〜6時は全国どこでも営業禁止。だから24時間営業はできない
  2. 開店・閉店時間は都道府県の条例で決まる。東京・大阪は10時〜23時、愛知・神奈川は9時〜23時(2026年11月時点)
  3. 宮城は8時〜24時で全国最長とされる(条例は未確認)。三重は年末年始にオールナイト営業が行われていると報じられている
  4. 「23時閉店」は23時まで打てる意味ではない。僕がいた東京の店は22時45分で遊技終了、15分前ごろに案内放送を流していた
  5. 行く店の時間は、店の公式サイトや店頭の掲示で確かめる

 

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