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パチンコ出禁の理由と解除|出禁中に入るとバレる?警察は?元店長が解説

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「パチンコ店で出禁になるのは、どんなとき?」

「出禁って解除できる?こっそり入ったらバレる?警察を呼ばれる?」

そんな不安や疑問を持って、この記事にたどり着いた人も多いと思います。

 

先に答えを書きます。

パチンコの出禁を直接決めた法律はなく、お店の判断で決まります。

お店は施設を管理する権利で客を断れる、と一般に説明されています。

基準は店ごとで、僕のいた店では台を叩いて壊す、物や出玉、ICカードを盗むといった場合でした。

 

出禁を伝えられたのに入ったり、退去を求められても居座ったりすると、条件しだいで刑法130条(建造物侵入・不退去)が問題になることがあります。

また、自分や家族ののめり込みを止めたいなら、店に出禁にされる話とは別に「自己申告・家族申告プログラム」という仕組みがあります。

 

ちなみに出禁は「出入り禁止」の略です。

お店が、その人の入店を断ることを言います。

 

僕はパチンコ店で約8年(2008〜2016年ごろ)、店員から店長まで働いていました。

この記事では、お店側の目線で次のことを解説します。

  • 出禁になる理由(僕のいた店で出禁にしていたこと)
  • 出禁の伝え方と誓約書
  • 出禁中に入るとどうなるか、解除はできるのか
  • 自分や家族が申し込む「出禁申請」(自己申告・家族申告プログラム)

 

 

パチンコの出禁は法律ではなく「お店の判断」で決まる

出禁を直接決めた法律はない。基準は店ごと

パチンコの出禁について、直接定めた法律は見当たりません。

お店は自分の施設を管理する権利(施設管理権)にもとづいて客を断れる、と一般に説明されています。

 

ただし、何でも自由というわけではありません。

外見や性別など、合理的でない理由で客を選ぶと、権利の範囲を超えて違法になりうる、とも説明されています。

 

どんなことをしたら出禁にするかは、店ごとに決めています。

その店独自の決まりをハウスルールと言い、張り紙や店内放送で知らせている店もあります。

同じ行為でも、A店では注意だけ、B店では出禁ということがあり得ます。

 

「店に出禁にされる」と「自分・家族が申し込む出禁申請」は別のもの

「パチンコ 出禁申請」で調べている人の多くは、のめり込みを止めるための自己申告・家族申告プログラムを探していると思います。

これは、本人や家族が「この店に入れないようにしてほしい」と申し込む仕組みです。

 

お店が客に言い渡す出禁とは、決める人もきっかけも違います。

この記事では2つを分けて説明し、申告プログラムは後半の「自己申告・家族申告プログラム」の章でくわしく書きます。

 

パチンコの出禁と自己申告・家族申告プログラムの違いを比べた表

※自己申告・家族申告プログラムは2026年10月時点で公式サイトに書かれている内容です。

 

出禁になる理由は「お店への損害」と「他のお客さんへの迷惑」が中心

僕のいた店で出禁にしていたのは、台を叩いて壊すような場合

お店側の本音を言うと、出禁にしたいのは「お店に損害を出す人」と「他のお客さんが安心して遊べなくなる人」です。

台を叩く人がいると、台が壊れるだけでなく、周りのお客さんが怖がって席を離れてしまいます。

 

僕のいた店で出禁にしていたのは、台を叩いて壊すような場合でした。

実際にガラスが割れたこともあります。

台が壊れたとき、店員がまずするのはお客さんの怪我の確認です。

 

台パン(台を叩くこと)で台を壊した人は、出禁になることが多かったです。

状況によっては、警察を呼んだこともあります。

 

打つ人に伝えたいのは、熱くなっても台に当たらないことです。

負けが込んだときほど、一度席を立って落ち着くほうがいいと思います。

 

弁償や器物損壊の話は、こちらの記事にくわしくまとめています。

➡ 台パンでパチンコ台を壊したら?弁償・警察・出禁を元店長が解説

 

休憩札を置いたまま帰っただけでは、出禁にしなかった

「うっかりルール違反をしたら出禁になるの?」と心配する人もいると思います。

ルール違反でも、悪質でなければ注意で終わることが多いです(ここも店しだいです)。

 

たとえば休憩札(食事などで席を離れるときに台に置く札)を置いたまま帰ってしまうお客さんは、僕のいた店にもいました。

でも、それで出禁にしたことはありません。

 

➡ パチンコの休憩札は何分まで?帰ると出禁?元店長が店側の本音を解説

 

盗みや不正(ゴト)・暴力は、出禁だけでなく警察の話になることがある

台を壊す以外では、物や出玉、ICカードを盗むといった盗難系も、僕のいた店では出禁にしていました。

ゴトは、台に細工をするなどして、玉やメダルを不正に手に入れることです。

 

人の物を盗む、不正をする、暴力をふるうといった行為は、出禁だけで終わらず、警察の話になることがあります。

出禁は「お店からのお断り」ですが、犯罪にあたる行為はそれとは別に扱われる、と考えておいてください。

 

変則打ち・カニ歩き・ハイエナはハウスルールで禁止している店がある

スロットの変則打ち(ふつうと違う順番でリールを止めること)や、台を次々に移るカニ歩き、空き台ばかりを探して打つハイエナなどは、他のお客さんや店の運営に影響するとして、ハウスルールで禁止している店があります。

禁止しているかどうか、どこまでを禁止とするかは店ごとに違います。

 

張り紙や店内放送で知らせている店もあるので、まずはそこを見てください。

分からなければ、店員に直接聞くのがいちばん確実です。

 

僕のいた店でも、立ち見のお断りは張り紙や放送で知らせていました。

ハウスルールやマナーの話は、こちらの記事でも書いています。

 

➡ パチンコの立ち見は禁止?友達の台を見ていい?店のルールとマナー

 

勝ちすぎただけで出禁になる、と確認できる例は見つからなかった

「勝ちすぎると出禁になる」という話を聞いたことがある人もいると思います。

僕のいた店では、勝ちすぎを理由に出禁にしたことはありません。

 

調べた範囲でも、「勝ったことだけ」を理由に出禁にした、と確認できる例は見つかりませんでした。

出禁の解説記事の多くも、理由として迷惑行為・不正・ルール違反を挙げています。

 

ただ、「プロお断り」の張り紙を出すパチンコ店について、それが有効かを取り上げた法律ニュースもあります。

基準は店ごとなので、すべての店について言い切ることはできません。

気になる人は、その店のハウスルールを確認してください。

 

出禁の早見表

ここまでの話を表にまとめます。

出禁になりやすいこと 注意で終わることが多いこと 店に確認したいこと
台を叩いて壊す、物・出玉・ICカードを盗む(僕のいた店)
暴力・不正(一般によく挙げられる例)
休憩札を置いたまま帰った(僕のいた店) 変則打ち・カニ歩き・ハイエナなどの扱い
立ち見や撮影などのハウスルール

 

 

出禁の伝え方は店しだい。誓約書も必ずあるとは限らない

僕のいた店では、その場か事務所で伝え、従業員で共有していた

出禁をどう伝えるかは、店によって違います。

僕のいた店では、その場か事務所で本人に伝えていました。

そして、出禁にした人のことは従業員で共有していました。

 

出禁は、あとで「聞いていない」ともめないように、はっきり伝わっていることが大事です。

従業員で共有しておけば、誰が勤務していても同じ対応ができます。

 

誓約書を書かなかったら出禁にならない?

出禁のときに誓約書(念書)を書かせる店もある、と言われています。

ただ、出禁に書面が法律で必要だという根拠は、調べた範囲では確認できませんでした。

 

大事なのは、「入店を断る」というお店の意思がはっきり伝わっているかどうかです。

誓約書を書いていないから出禁は無効、とは考えないほうがいいです。

この点は、次の章の「出禁中に入ったらどうなるか」にもつながります。

 

出禁中に入ると気づかれることがあり、条件しだいで建造物侵入が問題になる

出禁中に入るとバレる?僕のいた店ではカメラ認証で気づいていた

僕が働いていたころの店では、出禁のお客さんが来店したときは、カメラ認証で気づいていました。

上で書いたとおり、出禁にした人のことは従業員でも共有していました。

 

仕組みの細かい話はお店の防犯に関わるので書きません。

ただ、「気づかれないだろう」と考えて入るのはやめたほうがいいです。

 

店の防犯カメラや顔認証のことは、こちらの記事でくわしく書いています。

➡ パチンコの防犯カメラ保存期間は?見せてもらえる?顔認証も元店長が解説

 

警察を呼ばれることはある?刑法130条の考え方(2026年10月時点)

出禁中の入店で関係してくるのが、刑法130条です。

条文は次のとおりです(2026年10月時点、e-Gov法令検索で確認)。

 

> 正当な理由がないのに、人の住居若しくは人の看守する邸宅、建造物若しくは艦船に侵入し、又は要求を受けたにもかかわらずこれらの場所から退去しなかった者は、三年以下の拘禁刑又は十万円以下の罰金に処する。

> (刑法第130条)

 

前半が建造物侵入、後半の「退去しなかった」が不退去にあたります。

「拘禁刑」は、以前の懲役・禁錮に代わる刑の名前です。

 

ただし、出禁中に入っただけで必ず逮捕される、というわけではありません。

問題になるかどうかは、たとえば次のような条件で変わると考えられます。

  • 出禁がはっきり伝えられていたか
  • 本人がそれを分かっていたか
  • 店が退去を求めたか(求められても居座ったか)
  • 入った目的や、入り方

 

最終的に判断するのは、警察・検察・裁判所です。

なお、出禁中に入店して検挙された、という報道は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。

この記事は一般的な説明で、法律の助言ではありません。

個別の事情がある人は、弁護士などの専門家に相談してください。

 

打つ人に伝えたいのは、出禁を言われている店には入らないことです。

忘れ物を取りに行きたいなど、どうしても事情があるときは、行く前に電話などで店に相談してください。

 

出禁の解除は店しだい。謝っても必ず解けるわけではない

出禁の解除について、手続きを決めた公的な資料は見当たりません。

解除するかどうか、期限があるかどうかも、店しだいです。

 

僕のいた店では、本人が反省していて、ある程度時間が経ったら、出禁を解除したことがあります。

ただ、これはあくまで僕のいた店の話です。

 

お店側が見ているのは、「同じことがまた起きないか」「他のお客さんに影響がないか」です。

謝りに行って出禁が解けた例が紹介されることもありますが、必ず解けるわけではありません。

 

解除を相談したいなら、落ち着いて店に連絡してみてください。

何度も店に押しかけるのは逆効果です。

 

自分や家族の入店を止める出禁申請は「自己申告・家族申告プログラム」(2026年10月時点)

ここからは、店に出禁にされる話とは別の「出禁申請」の話です。

自己申告・家族申告プログラムは、パチンコへののめり込みを防ぐための仕組みです。

以下は、2026年10月時点で公式サイト(自己申告・家族申告プログラム)に書かれている内容です。

 

自己申告: 本人が使いすぎの上限と入店制限を申し込む

自己申告は、遊技する本人が申し込みます。

設定できるのは、次のような内容です。

  • 1日に遊技に使う金額の上限
  • 1か月の来店回数の上限
  • 1日の遊技時間の上限
  • 入店制限(申し込んだ店に入店しないと宣言する)

 

上限を超えたときは、お店から知らせてもらえます。

店のシステムによっては、知らせが次の来店日になることもある、とされています。

入店制限を申し込んだのに入店したときは、退店を促す声かけがあります。

 

家族申告: 家族が本人の入店制限を申し込む

家族申告は、家族が本人の入店制限を申し込むものです。

申し込めるのは、次の人です。

  • 配偶者
  • 2親等以内の成年の親族
  • 本人の法定代理人

 

家族申告でできるのは、入店制限だけです。

本人が入店したときは、退店を促す声かけがあり、申し込んだ家族にも連絡がいきます。

 

本人の同意書があるかどうかで、申し込み方は2通りあります。

  • 本人が同意したことを示す同意書を出す
  • 同意書なしの場合は、入店制限が必要なことを客観的に示す書類を出す(くわしくは導入店舗に相談)

 

公式サイトでは、本人の意思による回復が大事なので、できれば自己申告をすすめる、とも書かれています。

 

申込みはプログラムを導入している店で。よく行く店ごとに確認を

申込みは、プログラムを導入している店でします。

導入している店は、公式サイトの「導入店舗を探す」で地域や店名から探せます。

申込書は公式サイトからダウンロードできます。

 

注意したいのは、申し込んだ導入店舗での仕組みだということです。

たとえば自己申告の入店制限は、「申し込んだ店に入店しないと宣言する」ものです。

よく行く店が何店かあるなら、それぞれの店が導入しているかを確認してください。

 

のめり込みが心配なら相談窓口もある

「やめたいのにやめられない」「家族の使い方が心配」というときは、相談窓口に話を聞いてもらう方法もあります。

パチンコ・パチスロののめり込みについて相談できる「リカバリーサポート・ネットワーク」の連絡先は、下の注意書きに載せています。

 

パチンコ・スロットを遊ぶときの注意

最後に、パチンコ・スロットを遊ぶときの注意です。

  • パチンコ・スロットは18歳未満は遊技できません。パチンコ店には、時間帯に関係なく18歳未満は客として入れません
  • 遊技は、生活に影響しない余裕のあるお金で楽しんでください
  • のめり込みに不安がある人や、家族のことで悩んでいる人は、リカバリーサポート・ネットワークに相談できます

 

お店の年齢確認や、高校生・身分証の扱いはこちらで書いています。

➡ パチンコの年齢確認は何歳から?18歳の高校生は?身分証も元店長が解説

 

リカバリーサポート・ネットワーク(2026年10月時点)

  • 電話: 050-5846-3952
  • 受付: 月曜〜金曜 10:00〜22:00(受付は21:30まで、祝日を除く)
  • 相談は無料ですが、通話料がかかります(公衆電話・非通知・184からはつながりません)
  • 公式サイト: https://rsn-sakura.jp/

 

まとめ

  1. パチンコの出禁を直接決めた法律はなく、お店の判断で決まる。基準は店ごと
  2. 理由はお店への損害と他のお客さんへの迷惑が中心。僕のいた店では、台を叩いて壊す、物や出玉、ICカードを盗むといった場合に出禁にしていた
  3. 休憩札を置いたまま帰った程度では出禁にしなかった。勝ちすぎを理由に出禁にしたこともない。変則打ちなどの扱いはハウスルールを確認する
  4. 出禁中の入店は、条件しだいで刑法130条(建造物侵入・不退去)が問題になりうる
  5. 解除は店しだいで、謝っても必ず解けるわけではない。僕のいた店では、反省していて時間が経った人の出禁を解除したことがある
  6. 自分や家族で止めたいなら、導入店で自己申告・家族申告プログラムを申し込める

 

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