ピーク時は30兆円産業と言われたパチンコ業界ですが、今ではパチンコユーザーも減り、パチンコ店に数も減ってきています。
それでも全国にまだ1万店舗程のパチンコ店があり、パチンコ好きなユーザーはたくさんいます。
パチンコ店でパチンコやスロットをして遊んだ経験のある人は多いと思いますが、パチンコ店の1日の利益ってどのくらいあるのか気になった事はないでしょうか。
ここではパチンコ店の1日の利益がどのくらいあるのか紹介したいと思います。
目次
パチンコ店の仕組みについて
まず知っておきたいのがパチンコ店の仕組みについてです。
パチンコで遊びたいと思ったら、まず玉を購入しないといけません。
1玉4円で購入するので、1,000円分購入すると250玉購入する事が出来ます。
購入したら遊技台を打ち、大当たりすると持ち玉が増え特殊景品などの景品に交換します。
そして交換した特殊景品を現金に変更する事ができます。
パチンコ台の仕組み
パチンコ台は1分間に100発打ち込む事が出来ます。
1分間に100発という数値は定められた数値いなるので、それ以上でもそれ以下でもいけません。
新台導入した時に警察による検査を行います。
この検査で1分間に100発打ち込まれるかどうかチェックし、ダメだったら新台を導入してもお客さんに提供する事は出来なくなります。
逆に言えば、新台導入してお客さんに開放しているのであれば、警察の検査を無事終えた安全な台という事になります。
パチンコ台1台の売上や利益
パチンコ台は1分間に100発打ち込む事が出来るので、1分間の売上は400円という事になります。
1時間=60分なので、1時間の売上のマックスは24,000円という事になります。
地域によって異なりますが、パチンコ店が10時開店で23時閉店の場合の営業時間は13時間です。
1時間に24,000円売り上げるので、13時間だと312,000円の売り上げという事になります。
玉数にすると78,000発打ち込む事になります。
しかし、実際は1日打ちっぱなしだったとしても、長いリーチや保留玉が貯まった時は手を離し打ち込まなくなります。
もちろんトイレにいったり飲み物を買ってきたりする時間もあります。
となると目安となる数値は60,000発ほどになるとされています。
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パチンコ台の粗利益計算
パチンコ台を1台1日遊技した場合は60,000発の玉数を打ち込むのが目安の数値になります。
金額にすると240,000円になります。
稼働率から分かる売上
稼働が100%だった場合は、パチンコ台1台で1日240,000円の売り上げを上げる事が出来ますが、常に100%の訳がありません。
朝一から全台稼働しているなんてパチンコ店はほとんどないのが現状です。
1日営業して平均稼働率が20%~60%の店舗が多いと思います。
稼働率によって変わるパチンコ台1台の売上は
- 20% 48,000円
- 30% 72,000円
- 40% 96,000円
- 50% 120,000円
- 60% 144,000円
となります。
稼働率の求め方
パチンコ店の売上は稼働によって異なります。
パチンコ店で働いている人はホールコンピューターにより稼働率を知る事ができますが、そうでない場合は稼働率を知るのは難しいです。
➡パチンコ店のホルコン攻略 元パチ屋の管理職に聞くデータや粗利管理の仕組み専用用語など基礎知識を解説
簡単に1日の稼働率を求める方法は、12時・16時・20時と1日3回の稼働を取り、平均化する事です。
これによっておおよそですが、1日の稼働率を知る事が出来ます。
計算式
遊技客÷設置台数×100=稼働率
例えば設置台数800台のお店で、350人のお客さんが遊技していた場合は、
350÷800×100=43.7%
となります。
パチンコ店1日の売上計算
パチンコ台1台の1日の売上のマックスと、稼働率によって売上がどのくらい変わるか分かりました。
あとはパチンコ店に設置している台数を掛ければ、おおよそですが1日の売上を計算する事が出来ます。
パチンコ設置台数300台の店舗
- 稼働率20% 14,400,000円
- 稼働率30% 21,600,000円
- 稼働率40% 28,800,000円
- 稼働率50% 36,000,000円
- 稼働率60% 43,200,000円
パチンコ設置台数400台の店舗
- 稼働率20% 19,200,000円
- 稼働率30% 28,800,000円
- 稼働率40% 38,400,000円
- 稼働率50% 48,000,000円
- 稼働率60% 57,600,000円
パチンコ設置台数500台の店舗
- 稼働率20% 24,000,000円
- 稼働率30% 36,000,000円
- 稼働率40% 48,800,000円
- 稼働率50% 60,000,000円
- 稼働率60% 72,000,000円
粗利益の計算方法
パチンコ店の売上を見ると、とんでもない額ですが売上=利益ではありません。
お客さんが景品交換した分を差し引いた額が粗利益となります。
パチンコ台には損益分岐点があります。
機種によって異なりますが、例えば1,000円スタート20回が分岐点だとするとお店側は18回とか17回とかに調整してきます。
となった場合の出玉率は98%とか97%となります。
釘調整ではスタート回転数だけではなく、大当たり中の出玉も調整可能なので実際の出玉率はもっと低いかも知れません。
➡パチンコ店の釘調整がエグい!元大手釘師が語る店側が利益を出す裏技を紹介 回転数以外にもある重要なポイント
出玉率98%で設置台数300台の粗利益
- 稼働率20% 288,000円
- 稼働率30% 432,000円
- 稼働率40% 576,000円
- 稼働率50% 720,000円
- 稼働率60% 864,000円
出玉率97%で設置台数300台の粗利益
- 稼働率20% 432,000円
- 稼働率30% 648,000円
- 稼働率40% 864,000円
- 稼働率50% 1,080,000円
- 稼働率60% 1,296,000円
スロットの粗利益はコチラからどうぞ♪
➡スロットの設定がオール1だった時のパチンコ店の利益とお客さんの負け額を稼働率と出玉率から計算してみる
パチンコ店の1日の売上や粗利益まとめ
今回はパチンコ店の1日の売上や粗利益がどのくらいあるのか紹介させて頂きました。
売上は物凄い額ですが、売上=粗利益ではありません。
お客さんが景品交換した分を差し引いた額が粗利益となります。
さらにこれが純利益となると、人件費、電気代、お店の家賃、パチンコ新台購入代などを差し引かなくてはなりません。
売上に対して粗利益は少ないですが、それでも月間通すとかなりの額になります。
それでもピーク時と比べると閉店するパチンコ店が増えていています。
パチンコ店が生き残るためには、多くのユーザーを獲得する必要があります。
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