日本でスポーツと言うと、運動や体育と言った捉え方をします。
しかし、スポーツの本来の意味には楽しむ、競技といった意味も含まれています。
海外ではビリヤードやチェスなどもスポーツとして捉えられています。
スポーツには2つの種類があり、家族や仲間たちとふれ合う事を重視し、技術を向上させるというよりはスポーツを楽しんで行う『レクリエーション・スポーツ』。
技術の向上や、体と心を鍛え、戦略などを考え、タイトルを競う『チャンピオンシップ・スポーツ』に分ける事が出来ます。
ではeスポーツとはどういうスポーツなのでしょうか。
目次
eスポーツについて
eスポーツとは
「eスポーツ(e-sports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略になります。
電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉となり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技としています。
高額な賞金がかけられた世界規模の大会があったり、アマチュアから年収1憶円を超えるプロゲーマーも存在しています。
eスポーツの歴史
1980年代
コンピューターゲームが誕生し、大会が数多く開催される。
1990年代
日本で格闘ゲームがブームになりました。
欧米ではPGL、CPL等プレイヤーのプロ化が始まりました。
さらにインターネットの普及によってゲームのスポーツ化が加速しました。
2000年
「eスポーツ」という単語が使われ始め、10月にWCGC(World Cyber Games Challenge )開催されました。
2003年
1月にESWC(Electronic Sports World Cup)がフランスで開催。
11月に中国国家体育総局がeスポーツを99番目の正式体育種目に指定しました。
2004年
ロシア政府が後援したRussian Cupが開催。
2006年
12月にOCA主催第2回アジア室内競技大会で、eスポーツが正式種目としての採用が決定しました。
2007年
6月に日本eスポーツ協会設立準備委員会発足しました。
10月に第2回アジア室内競技大会がマカオにて開催。
12月にはeスポーツ日韓戦開催しました。
2011年
11月に第1回eスポーツJAPAN CUPが開催しました。
2013年
4月にJapan Competitive Gaming(JCG)が設立しました。
2014年
1月に「e-sports SQUARE AKIHABARA」開店。
10月に「League of Legends World Championship」ソウルワールドカップスタジアムで開催しました。
2015年
4月に一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)設立しました。
eスポーツをするには
eスポーツをプレイする
eスポーツをするにもメジャーな方法は、インターネットを経由する事です。
ネットワークの遅延問題などがあったりしますが、娯楽や練習のためなどによく使われています。
ローカルエリアネットワークでのプレイは、インターネット経由よりも良い環境でプレイする事が出来ます。
大規模な競技会ではLANパーティー、LANセンターといった集まりが組織されます。
eスポーツを観戦する
eスポーツを行うだけでなく、観戦するのも楽しみ方の1つです。
海外ではプロゲーマーが行っている大会がテレビで放送されていたりします。
また、ウェブサイト上のストリーミング放送や、ゲームクライアントに実装された観戦機能がライブ放送に利用されることがあります。
他にも雑誌・新聞などのメディアに報道が行われたり、評価の良いシーンを映像加工などによって印象的に編集した動画が後に配信されることもあります。
日本でも、規模の大きくない大会ではストリーミングやムービーの配信が行われています。
小規模なオンライン大会の開催は有志のスタッフが実況や解説、サイト・映像の制作、広報などを行いネット上における新たな情報発信となっています。
eスポーツのプロプレイヤー
eスポーツのプロプレイヤーの中には、年収が1憶円を超える人もいるそうです。
プロプレイヤーの収入は、大会の賞金やスポンサーによる援助やキャンペーン出演料などがあります。
特に韓国ではeスポーツのプロプレイヤーの人気が高く、なりたい職業の上位にランクインしています。
有名になったプロプレイヤーは芸能人やタレントのような活動もしていると言う事です。
2018年2月に日本でも日本eスポーツ連合が設立され、徐々に注目を集めつつあります。
ゲームのジャンルには「ファーストパーソン・シューティングゲーム」「リアルタイムストラテジー」「格闘ゲーム」「スポーツゲーム」「レースゲーム」など様々です。
e-sportsまとめ
「eスポーツ(e-sports)」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略になります。
インターネットを経由してプレイしたり、観戦したりして楽しむ事が出来ます。
eスポーツにはプロプレイヤーもいて、大会の賞金やスポンサーによる支援があります。
海外では既にかなりの人気を誇っており、特に韓国ではなりたい職業ランキング上位にランクインしている程です。
日本でもeスポーツが徐々に注目されてきており、連合が設立されました。
今後もeスポーツで楽しむ人や、プロとして活躍する人が増えてくるのではないでしょうか。