スポーツの世界にプロ野球やJリーグがあるように、麻雀の世界にも麻雀プロ団体があります。
麻雀プロ団体は複数あるので、どこがどういう団体なのか分りにくいと思います。
ここではどんな麻雀プロ団体があるのでしょうか。
各団体の違いや特徴はどんな内容があるのでしょうか。
麻雀界初のリーグ戦であるMリーグが開催したという事もあり、麻雀プロに興味を持っている人は多いと思います。
ここでは麻雀プロ団体について紹介したいと思います。
目次
麻雀プロ団体の活動紹介
そもそも麻雀プロはどんな活動をしているのでしょうか。
またどういった人を麻雀プロと言うのでしょうか。
ここで紹介する内容は
- 麻雀プロってどんな人?
- プロ雀士としての活動内容は?
それでは詳しく解説していきます。
麻雀プロってどんな人?
麻雀のプロ、つまりプロ雀士と呼ばれるにはプロ競技麻雀団体に在籍している人になります。
在籍している人の中でも段位があったりなど格差はありますが、所属していればプロと名乗る事ができます。
麻雀のプロになるにはテストを受け合格しなくてはいけません。
テストに合格すればプロの肩書きをつけれるので、営業する時などプロ雀士と名乗る事ができます。
プロ雀士としての活動内容は?
麻雀のプロになったからと言っても、団体から給料がでる訳ではありません。
むしろ会費を納める必要があります。
ですので、プロ雀士の人たちは個人で営業して稼ぐ事がメインとなります。
プロ雀士の代表的な収入源は
- 大会の賞金
- 雀荘のゲスト
- 本を出版する
- テレビなどのメディア出演
などがあります。
最近ではブログを書いたり、you tuberとして活動しているプロ雀士もいたりします。
麻雀のプロになったら飯が食えるほど麻雀プロは甘くなく、むしろプロになってからの方が大変なのではと思います。
サラリーマンをしながらプロ雀士としての活動をしている人もいれば、雀荘に勤務しながらプロ雀士をしている人もいます。
知名度や実力があがれば収入源も増えますが、トッププロにならない限り麻雀一本での生活は難しいかもしれません。
麻雀プロ団体の紹介
それでは代表的な麻雀プロ団体を紹介します。
ここで紹介する団体は5つあり
- 日本プロ麻雀連盟
- 最高位戦日本プロ麻雀協会
- 日本プロ麻雀協会
- 麻将連合-μ-
- RMU
それでは詳しく見てきましょう。
日本プロ麻雀連盟
日本最大級のプロ団体です。
1981年3月6日に設立され歴史も長く持っています。
小島武夫氏が創設した団体で、有名なプロ雀士には
- 小島武夫プロ
- 灘麻太郎プロ
- 荒正義プロ
- 佐々木寿人プロ
- 滝沢和典プロ
- 二階堂姉妹
- 魚谷侑未プロ
- 高宮まりプロ
- 黒沢咲プロ
- 和久津晶プロ
など、多くの有名プロ雀士が在籍しています。
フリー雀荘では1発や裏ドラがあるルールが多いですが、日本プロ麻雀連盟ではそういった運の要素が強いルールは採用していません。
競技麻雀として運よりも実力差がでるようなルールになっています。
プロテストの内容は
- 1次審査:書類審査
- 2次審査:筆記試験、面接、実戦の対局
- 3次審査:計五回の審査
以上の3つの審査が行われます。
最高位戦日本プロ麻雀協会
設立されたのは1976年で日本プロ麻雀連盟よりも前に存在していた団体です。
団体内での最高峰のタイトルとなっている最高位戦の運営団体の組織になります。
有名なプロ雀士には
- 村上淳プロ
- 石橋伸洋プロ
- 新津潔プロ
- 金子正輝プロ
- 土田浩翔プロ
- 近藤誠一プロ
- 朝倉康心プロ
- 茅森早香プロ
- 渡辺洋香プロ
- 石井あやプロ
など、多くの有名雀士が所属している団体です。
団体の競技ルールはどちらかというとフリー雀荘によくあるルールに近いです。
プロテストの内容は
- 筆記試験
- 面接
- 実技
こちらの3つの審査となっています。
実技は半荘3回を行い実力やマナーを見るという事です。
日本プロ麻雀協会
最高位戦日本プロ麻雀協会と名前が似ていますが別団体になります。
日本プロ麻雀協会は2001年に設立し、2010年に法人化された比較的新しい団体になります。
有名なプロ雀士には
- 鈴木たろうプロ
- 鈴木達也プロ
- 金太賢プロ
- 朝倉ゆかりプロ
- 豊後葵プロ
- 水口美香プロ
- 松嶋桃プロ
- 水瀬夏海プロ
など、多くのプロ雀士が在籍しています。
ゲームセンターなどに設置されている麻雀アーケードゲームの「MJ」に積極的に参加しています。
MJをやっている人ならばプロと同卓したことのある人もいるのではないでしょうか。
また「麻雀スリアロチャンネル」にも多く参加しています。
プロテストの内容は
- 筆記試験
- 面接
- 実技
こちらの3つの内容になっています。
筆記試験では麻雀の問題だけではなく、一般教養についても出題されます。
麻雀が強くても一般的な常識を持っていないと合格できないという事です。
麻将連合-μ-
麻雀の復旧を進行するために1997年4月に設立された団体です。
麻将連合で正式なプロ雀士になるのはとても難しいと言われています。
正式なプロ雀士となるまでに10年ほどかかる人もいるようです。
所属している代表的な雀士は
- 井出洋介プロ
- 原 浩明プロ
- 小林剛プロ
- 忍田幸夫プロ
- 清水 英二プロ
- 草場 とも子プロ
などの雀士が認定プロとして在籍しています。
認定プロじゃない雀士はツアー選手として在籍しています。
他の団体と違い、プロテストに合格すればプロ雀士になれるという仕組みではありません。
まずはツアー選手として合格し、そこから一定条件を満たした場合のみ認定プロになれるという仕組みになっています。
そのため、プロの品格を重視している団体と言えるのかも知れません。
RMU
多井隆晴プロが2007年6月に設立した団体で、今回紹介した団体の中では一番新しい組織になります。
「スリアロチャンネル」などメディアにも多く出演しています。
代表的なプロ雀士は
- 多井隆晴
- 阿部孝則
- 河野高志
- 白田みお
- 初音舞
などの雀士がいます。
RMUは入会してすぐにプロとして活動できる訳ではありません。
まずはアスリートコースの会員となります。
その後、アスリートコースの会員同士でRリーグというリーグ戦で良い成績を収め、審議会で半数の人が認めたらプロライセンスが発行されるという流れになっています。
RMUでプロライセンスを獲得するのはなかなか難しいのかも知れません。
麻雀プロ団体の種類まとめ
ここでは麻雀のプロ団体について紹介させて頂きました。
プロ雀士によるMリーグが開催されたという事もあり、以前よりも注目を集めています。
プロ雀士になるには各団体のテストや条件などの基準を満たさなくてはなりません。
基準をクリアするとプロ雀士として名乗ることが出来るようになります。
今回紹介した麻雀プロ団体は
- 日本プロ麻雀連盟
- 最高位戦日本プロ麻雀協会
- 日本プロ麻雀協会
- 麻将連合-μ-
- RMU
以上5つの団体を紹介させて頂きました。
どの団体にも共通して言える事は、麻雀が普及することを思い活動しているという事だと思います。