雀荘の店員さんは麻雀をしながら給料が貰える!
そう思うと麻雀好きにはたまらない仕事に感じます。
しかし実際はそんなに楽な内容ではありません。
雀荘で働くメンバーは、麻雀で負けすぎると大変なことになってしまうのです。
ここでは雀荘で働いていた時の実体験から内容を紹介したいと思います。
目次
雀荘店員の給料の仕組みを紹介
まずは雀荘メンバーの給料の仕組みについて紹介します。
麻雀をしながら給料をもらえるというのは間違っていません。
麻雀が好きな人はすぐにでも働きたいぐらい良い仕事に感じです。
基本的に時給制
雀荘で働く場合は基本的に時給制になります。
働く場所によって金額は違ってきますが、おおよそ900円~1,300円と言ったところではと思います。
2交代制での勤務が多いので、12時間勤務となります。
時給が1,000円だとしたら1日働いて12,000円貰えます。
そう思うと麻雀をしながらけっこう稼げそうなイメージがあるかもしません。
しかし、2交代制ということもあり生活リズムを崩しやすく、昼夜がぐちゃぐちゃになりがちです。
また勤務時間が長いので、麻雀をずっと打ちっぱなしという事もあります。
好きな麻雀と言えど、長く打つとかなり疲れますし集中力も持たなくなってきます。
肉体的に疲れるというより、精神的にかなり疲労します。
そこにプラスで麻雀で負けるとなるとかなり精神的にダメージを負います。
麻雀する時は場代を支払う
雀荘の店員はお客さんと一緒に麻雀する時は、メンバーも場代を支払います。
テンゴの雀荘だったら400円程、テンピンの雀荘だったら600円程毎回支払います。
ですので、時給1,000円だとしても場代を払っているので実際はもっと低い時給になります。
単純計算ですが、テンゴの雀荘で時給1,000円で働いていたとします。
場代が400円で1半チャンが40分だと仮定します。
その場合2時間で3半チャン打つので、支払う場代が1,200円となります。
2時間の時給は2,000円なので、
2時間分の時給2,000円ー3半チャン分の場代1,200円=800円
800円は2時間分なので1時間に換算するとなんと時給はたったの400円という計算になります。
これはかなりキツい時給という事がわかったのではと思います。
雀荘メンバーが負けすぎた場合
雀荘のメンバーは場代を支払いますが、麻雀の清算も給料から差し引いて行います。
つまり、麻雀で勝てば給料が増えますが負ければ減ってしまうというシステムになっています。
給料が発生しているとは言え、給料以上に負けてしまう可能性もあります。
雀荘メンバーが負けすぎるとどうなるのでしょうか。
- 給料が無くなってしまう
- アウトを使って生活する
- 麻雀をする機会が減る
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
給料が無くなってしまう
場代も清算も給料から差し引いているので、当然負けすぎると給料がなくなってしまいます。
さすがに給料よりもマイナスになる人はいないと思いますが、家賃や携帯代などの支払いをしたら手元にお金が残らない程負けてしまう事もあります。
そうなると日々の食事などの生活費が無くなってしまいます。
もちろんお店側もそうならないように1日に決められた金額以上負けると、その日は麻雀を打ってはいけないというルールで行っていました。
しかし、お客さんの人数の兼ね合いで決められた金額以上負けているのに麻雀をしなくてはいけない事もあります。
アウトを使って生活する
生活費がなくなってしまった場合は、麻雀をするときに支給されるアウト(清算に使うお金)を少しずつ使い生活費にします。
その日の勤務が終了したときにアウトをお店に戻すのですが、本来であれば5,000円戻すところを4,000円しか戻さず1,000円を生活費にするという感じです。
どのみち給料から差し引かれる金額なので、イメージ的には給料を前借りしているような感じです。
その月も負けすぎてしまうとまた生活費がなくなり、アウトをこそこそと使用するという負のループに入ってしまいます。
麻雀をする機会が減る
お店側としても負けすぎて給料以上に負けてしまうと負債を抱えてしまう事になります。
そうならないように麻雀を打つ機会を減らされてしまいます。
麻雀を打つ機会が減れば場代を支払う事も減るので、時給に近い給料をもらう事が出来ます。
しかし、その分他のメンバーがたくさん麻雀をする事になるので、仕事仲間に迷惑がかかってしまいます。
麻雀は運の要素が強いゲームなので、1日単位でみるとマイナスになる事はあります。
しかし、月間通して場代以上に負けてしまうのは麻雀が弱いという事以外にありません。
雀荘メンバーが負けるとどうなるまとめ
麻雀で仕事をしていて負けすぎるとどうなるか紹介させて頂きました。
実際自分もかなり負けてしまい給料がほとんどなくなってしまった事もありました。
そんな時はアウトをこそこそと使用し、生活費にしていました。
負けてしまうと給料が無くなってしまうので、麻雀の打ち方も変わってきました。
勝つ麻雀よりも負けない麻雀をするようになったというイメージでしょうか。
確率を重視、優先するようになり、あまりギャンブル性の高い事はしなくなりました。
あとは振り込んでしまうと着順が下がりがちなので、基本的には振り込まない守備よりな麻雀でした。
牌効率を覚え先行リーチに対しては基本的には降りる。
これだけでも場代負け程度ですむ感じでした。
牌効率は本を読むと詳しく書いてあったので勉強になりました。
たしかに麻雀が強くなり、いろいろな知識も増えました。
しかし、なんだか機械的な麻雀になってしまい、麻雀の楽しさから遠ざかってしまったような感じでした。