麻雀役の1つにピンフという役があります。
ピンフは出現率は高く、作りやすい役の1つです。
簡単に作りやすい役ではありますが、注意しなくてはいけない部分もあります。
ではどういった部分を注意しなくてはいけないのでしょうか。
ピンフが成立するとき、成立しないときはどんな時なのでしょうか。
ここではピンフについてのポイントや注意点、作り方コツなどを紹介したいと思います。
目次
ピンフ(平和)という役について
まずはピンフという役について紹介します。
作りやすく出現率が高い役ですが、注意しないといけないポイントがあります。
ここで紹介する内容は
- ピンフが成立する手配
- ピンフが成立しない手配
- ピンフの打点、点数について
- ピンフが複合する役一覧
それでは詳しく見ていきましょう。
ピンフが成立する手配
ピンフはメンゼンでテンパイしないと成立しない役なので、鳴いてしまうとピンフにはなりません。
ですので、ピンフを狙うときは鳴かずにメンゼンで手配を仕上げる必要があります。
また、メンツが全て123、678と言ったように順子になっていなくてはなりません。
そして最終的な待ちがリャンメンである必要があります。
こちらはピンフが成立する時の手配で、索子の6、9待ちのテンパイとなっています。
さらに1、9、字牌がありません。
6で上がればタンヤオも付き、ピンフ、タンヤオになります。
9で上がった時はタンヤオはなくなってしまうので、ピンフのみになってしまうテンパイの形になります。
さらに同じ牌が雀頭しかないこの形は、リーチした時に発生する裏ドラが一番乗る可能性が高い形になります。
ピンフが成立しない手配
ピンフにならない手配の気を付けたいので雀頭が字牌の時です。
「白」「發」「中」の三元牌が雀頭の時はピンフが成立しませんが、「オタ風」の場合はピンフが成立します。
また風牌が雀頭となるとピンフが成立しないので、自分が今なに家なのかしっかりと確認しておきましょう。
また、手配に暗刻があるとピンフにはなりません。
全て順子である必要があります。
テンパイした時の待ちが単騎、カンチャン、ペンチャン、シャボの場合はピンフになりません。
待ちは必ずリャンメンである必要があります。
こちらは頭が三元牌になっており、待ちがカンローピンになっています。
そのためこれはピンフとして成立せず、役なしのテンパイの形となります。
ピンフの打点、点数について
ピンフは1翻役となります。
ロン上がりをした場合の点数は1,000点になります。
ピンフのみをツモ上がりした時は子は400点、親は700点の支払いとなり1,500点の上りとなります。
親でロン上がりをしたときは1,500点となり、ツモ上がりをしたときは700点オールの2,100点の上りになります。
ピンフが複合する役一覧
ピンフは上がりやすく、作りやすい役ではありますが点数が低いです。
そのため、他の役と複合して打点をあげる必要があります。
ピンフが複合する役は
- ツモ(門前清自獏和)
- リーチ(立直)
- 一発
- ダブルリーチ
- タンヤオ(断么九)
- イーペーコー(一盃口)
- サンショク(三色同順)
- イッツー(一気通貫)
- チャンタ(混全帯ヤオ九)
- リャンペーコー(二盃口)
- ホンイツ(混一色)
- チンイツ(清一色)
- ハイテイツモ(海底摸月)
- ハイテイロン(河底撈魚)
かなりの数の役が複合する事ができます。
ピンフのみだと打点が低いので他の役との複合を狙ったり、ドラを使って打点を上げるのが良いです。
ピンフの作り方と注意点
それではピンフの作り方のコツや注意点を紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は
- 順子、両面の作り方
- 字牌処理の仕方
- ピンフになる場合とならない場合の手配
それでは詳しく解説していきます。
順子、両面の作り方
ピンフは暗刻があると成立しない役なので、順子を作る必要があります。
またテンパイした時の待ちがリャンメンの必要があるので、リャンメンを作らなくてはなりません。
まずは125という感じの手配の時、巡目にもよりますが5を切りがちになってしまいます。
5を切り12という形を残すと、最後まで3が来なかった場合はピンフになりません。
5を残していたら4、6を引けばリャンメンになりピンフが成立する形となります。
12を残していて3を引けば1メンツできるのでスピードはありますが、最後まで残ってしまったらピンフになりません。
5を残していたら有効牌は3、4、6、7とあり、4、6を引けばリャンメンとなります。
スピードは遅くなりますが、ピンフになりやすく最終的な上がりやすさも高くなります。
字牌処理の仕方
字牌を処理するときですが、ピンフを狙うのであれば三元牌や風牌を先に処理するのがオススメです。
手配が悪かったりする場合は役牌を残す場面がありますが、ピンフになりそうなときは役牌は必要ありません。
ピンフと役牌は複合しない役ですし、役牌を早く切ることで他の人が重なる前に処理できるメリットもあります。
オタ風を残して重なれば雀頭として使えるので、ピンフ役として成立させる事ができます。
特に麻雀のプロの人は字牌のケアを大事にしている人が多いです。
時間があったらプロの対局動画を見てみるのも良いと思います。
オススメ動画のリンクを貼っておきますので、良かったらご覧ください。
ピンフになる場合とならない場合の手配
テンパイした時に待ちが多面張の場合などに発生する事があります。
この牌で上がればピンフだけど、これじゃないとピンフにならないといった感じです。
1つ例をあげてみるとこちらのテンパイ系になります。
こちらの待ちは索子の4、7、6待ちとなるテンパイ系です。
4、7であがればリャンメンの形となるのでピンフとなりますが、6であがった場合は5が暗刻、6が雀頭となるためピンフとして成立しません。
待ちが多面張の場合はこういった事もありますのでご注意ください。
ピンフ(平和)ってどんな役まとめ
ここではピンフについて紹介させて頂きました。
上がりやすくて出現率が高い役ですが、注意しなくてはならないポイントがあります。
ピンフが成立しない手配は
- 雀頭が役牌
- 暗刻がある
- 待ちがリャンメンでない
以上の場合はピンフになりません。
また打点は高くないので、タンヤオやリーチなどの役と複合させて打点を上げると良いです。
上級者の中にはピンフのみでテンパイした時にあえてリーチをせずダマにして、曲をすすめる事を優先してり、他の人に入っている打点の高い手を流すこともあります。
ですが、初心者の場合はそこまで考えずリーチをして打点を狙いに行くのがいいと思います。
ピンフの作り方や注意点では
- 順子、両面の作り方
- 字牌処理の仕方
- ピンフになる場合とならない場合の手配
上記について紹介させて頂きました。
待ちが多面張になったとき、あがり牌によってはピンフにならないことがあるので気を付けましょう。
麻雀初心者のときはやればやるほど上手くなりやすいですが、他の人の麻雀をみるのも勉強になります。
プロ雀士の対局は解説がついている事が多いので、見ていて勉強になると思います。
オススメ動画を添付しておきますので、良かったら見てみてください。