麻雀には様々な役がありますが、役満という打点が一番高い手役があります。
ほとんど出現することはないので、役満であがったときはチップなどの祝儀が特別に発生するルールが多いです。
麻雀上級者でも、役満をテンパイすると上がれるかどうかドキドキするほど凄い手です。
役満をあがるためにもまずは役満がどう言った形なのかを理解する必要があります。
麻雀の役満とはどういう手配なのでしょうか。
点数、打点はどのくらいあるのでしょうか。
ここでは役満について紹介していきます。
目次
麻雀役満の点数、打点
麻雀の役満はどのくらいの点数があるのでしょうか。
役満意外の代表的な点数を見てみると
- 1飜:1,000点
- 2飜:2,000点
- 3飜:3,900点、5,200点
- 4飜~5飜:8,000点(満貫)
- 6飜~7飜:12,000点(跳満)
- 8飜~10飜:16,000点(倍満)
- 11飜~12飜:24,000点(三倍満)
- 13飜~:32,000点(数え役満)
1飜から点数を見てみましたが、このような感じで点数が変動していきます。
6飜以上の点数を作ろうとするならば、役を複合させリーチをして裏ドラを乗せないとなかなか出せない打点になります。
しかし、役満は1撃で32,000点の点数を出す事ができます。
麻雀のスタート時の持ち点が25,000点の場合に役満をロン上がりすると、いきなりその人を飛ばす事ができトップで終了という形になります。
ツモ上がりすると子からは8,000点、親からは16,000点の点数をもらう事ができます。
役満をツモ上がりされたときの親はけっこう辛いですよね・・・
親で役満を上がった場合はロン上がりで48,000点、ツモ上がりで16,000点オールとなります。
打点が高いので役満を上がればその局でトップを取れる確率がアップします。
ラスだったけど役満で一気にトップになったという事もあります。
麻雀役満の手配一覧
麻雀最強手配の役満とはどんな種類があるのでしょうか。
また、どんな形が役満として成立するのでしょうか。
ここでは麻雀にある役満の一覧を紹介していきたいと思います。
それでは見ていきましょう。
天和(テンホウ)
テンホウは親の時のみ発生する役満になります。
配牌を配られたときの段階ですでに手配があがっている状態の時に天和成立となります。
麻雀人生で1回上がれるかどうかとも言われているほど、ほとんど上がる事ができない役でもあります。
地和(チーホウ)
チーホウは子のみに発生する役満です。
第一ツモであがりとなった時に地和成立となります。
しかし、自分がツモをする前にポン、チー、カンの鳴きが発生した場合はチーホウは成立しません。
国士無双(コクシムソウ)
1、9、字牌をすべて集め、そのうちの1つが雀頭となっているのが国士無双です。
対子が1つもない状態でテンパイした場合は13面待ちとなります。
役満の中では出現率の高い役になります。
配牌で1、9、字牌が多かったときに狙いにいく事が多いです。
国士無双13面待ちテンパイの形
小四喜(ショウスーシイ)
字牌の「東」「南」「西」「北」のうち3つを暗刻にして、1つがトイツ(雀頭)となっている形が小四喜となります。
鳴いても役満として成立します。
配牌から「東」「南」「西」「北」が多かったら狙いにいくのも良いと思います。
小四喜「西」「北」待ちのテンパイ形
大四喜(ダイスーシイ)
東南西北全てがトイツになっている手配になります。
ポンやカンなどの鳴きをしても役満として成立します。
小四喜より難しいので、ルールによってはダブル役満になる事もあります。
大四喜はほとんど出現しないので、1度はあがってみない役満です。
大三元(ダイサンゲン)
大三元は白、發、中が全て3枚揃った時に成立する役満になります。
役満の中では出現率が高く、配牌に三元牌がありそのうち2種類がトイツだったりしたら狙って良いと思います。
鳴いても大三元として成立しますので、積極的にポンして良いと思います。
しかし、相手が三元牌の2つをポンしていたら残りの1つは捨てないというのがセオリーです。
もし残りの1枚を捨ててポンをされた場合、ルールによってですが責任払いになる事があります。
責任払いとは、ツモ上がりだったときに責任払いの人がすべての点数を支払い、ロン上がりだった場合はロンされた人と折半での支払いとなります。
筒子の②、③待ちの大三元テンパイの形
四暗刻(スーアンコウ)
暗刻を4つ揃えた時に成立する役満です。
暗刻にする牌の種類に制限はありませんので、なんでも大丈夫です。
鳴いてしまったら成立しませんので、メンゼンのみの役満となります。
役満の中でも出現率は高い手になります。
最終形の待ちがシャボになる事が多いですが、単騎待ちになったり多面待ちで高めが四暗刻という事もあります。
タメンチャン待ちの四暗刻テンパイ
この待ちは索子の4、6、7待ちになります。
6であがった場合のみ四暗刻として成立します。
4、7であがった場合は三暗刻となります。
四槓子(スーカンツ)
四槓子はカンを4つ行ったときに成立する役満です。
明槓、暗槓は問いませんので、とにかく4つカンをするという事になります。
4つカンをするので、最終的な手配は単騎待ちとなります。
ほとんど出現する事がない役満です。
清老頭(チンロウトウ)
チンロウトウは四暗刻と同じ形ですが、1、9のみで完成された役になります。
鳴いても清老頭として成立します。
しかし、1,9のみで完成するのは難しく難易度も出現率も高い役満になります。
清老頭の手配
字一色(ツーイーソウ)
ツーイーソウは手配が全て字牌で完成した時に成立する役です。
ルールによっては大三元、小四喜、四暗刻などと複合しダブル役満、トリプル役満になります。
鳴いても字一色として成立しますが、手配を全て字牌で完成させるのは難易度が高くほとんど出現しない役満でもあります。
字一色完成形の手配
緑一色(リューイーソウ)
索子の2、3、4、6、8と字牌の發のみで完成された役満になります。
順子でも暗刻でも問題ありません。
限定された牌のみで上がれれば緑一色となります。
鳴いても役満として成立します。
緑一色テンパイ形
九連宝燈(チューレンポウトウ)
萬子、筒子、索子のうちどれか1種類の牌で作ります。
九連宝燈になる条件は1が3つ、9が3つあり、さらに2~8が1枚ずつなくてはなりません。
さらにメンゼンで仕上げなくてはいけないので、とても難易度が高い役となります。
必要な牌があっても鳴いてしまったら役満とはならず、清一色となってしまいます。
多面待ちになった場合は高めだと九連宝燈、安めだと清一色という場合もあります。
九連宝燈の完成形
こちらは九連宝燈が完成している手配で、1~9の全てがあがり牌というテンパイ形です。
麻雀役満一覧まとめ
役満一覧の紹介をさせて頂きました。
役満の種類はかなり多く覚えるのが大変かも知れません。
しかし、打点が高く上がる事ができればほぼ1着になれるという一撃必殺の役になります。
麻雀を長くやっている人でも上がったことがない役満があるほど、なかなか上がれない役もあります。
もし役満が狙えそうな手牌が来たら積極的に狙いに行くのも面白いと思います。
実際麻雀のプロの人たちはどういった時に役満を狙っているのでしょうか。
対局の実践動画をみると狙い方などが勉強になると思います。