麻雀に興味があったり、やってみたなと思う人は意外と多いと思います。
しかし、ゲームの内容に複雑なイメージがあり麻雀を始めるのは敷居が高い感じがします。
たしかに覚えてしまえばそれほど難しくないのですが、覚えるまでが大変だったりします。
初心者が最初に覚えなくてはならない事はどんな内容なのでしょうか。
どこまで覚えたら麻雀で遊ぶことが出来るのでしょうか。
ここでは初心者が覚えるべき基本的な麻雀ルールについて紹介したいと思います。
目次
麻雀のやり方、遊び方について
最初に麻雀のやり方や遊び方について紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は
- 麻雀ってどんなゲーム?
- 点数は点棒を使って行う
- 順番に親と子がいる
- ゲームの着順について
それでは詳しく解説していきます。
麻雀ってどんなゲーム?
基本的に麻雀は4人で行うゲームです。
反時計回りに順番に1枚牌を積り1枚捨てていくのを誰かがあがるまで、もしくは流局するまで繰り返します。
流局とは誰も上がる事なく積もる牌山がなくなってしまったことを言います。
これが1回終わると1局終了となります。
基本的には東場、南場とゲームがあるので、東場4局、南場4局で合計8局行うと1ゲーム(1半チャン)終了となります。
牌は伏せられているので、誰がどんな牌を持っているかわ分りません。
確認できる牌は自分の手配といらなくて捨てられた牌のみになります。
その中でまずはテンパイ(上がれる形)を目指し、一番点数が高い人が1着になるゲームです。
点数は点棒を使って行う
あがった時は点棒という点数が記載されている棒で点数のやり取りをします。
基本的には25,000点持ちスタートになる事が多いです。
点棒の振り分けは10,000本が1本、5,000点棒が2本、1,000点棒が4本、500点棒が1本、100点棒が5本という感じになります。
ロン上がりの時は上がった人から直接点棒をもらい、ツモ上がりをしたときは全員から点棒をもらいます。
順番に親と子がいる
麻雀には「親」と「子」という立場があります。
親が1人、子が3人で1局終わるごとに順番で回っていく形になります。
牌を積もる、切る順番も親が一番最初になります。
また、親であがった時は子の時と比べ点数が1.5倍高くなります。
ですので、親の時に上がると1着になる可能性が高くなります。
しかし、親の時に他の人がツモ上がりをしたときは、子よりも1.5倍高く支払いをしなくてはなりません。
麻雀で勝つには親の時いかに上がり、他の人にツモられないかというのも勝敗のポイントの1つになります。
ゲームの着順について
1局を繰り返し終わり東場、南場の全てが終了したときに点棒の点数が高い順から順位が決まります。
しかし、麻雀は数半チャン行うことが多いので、1回トップを取ったからと言って安心できません。
その時に行う半チャン数の合計ポイントで着順が決まる事がほとんどです。
プロ雀士のリーグ戦などは、何戦も行った合計ポイントで順位がきまりますし、仲間内でセットをするときも数半チャン行う事が多いです。
牌の名前や専門用語の紹介
麻雀は中国発祥のゲームです。
そのため、数の数え方や中国語での用語になっています。
聞きなれない言葉や用語が多いので、初心者が覚えた方が良い言葉、用語を紹介します。
それに合わせて麻雀牌の種類や枚数なども紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は
- 良く使う麻雀専門用語
- 麻雀牌の種類や枚数
それでは詳しく解説していきます。
良く使う麻雀専門用語
まずは良く使う麻雀の用語について紹介します。
かなりの量の専門用語があるので、ここでは最低限覚えた方が良い言葉を紹介します。
東風戦、東南戦
トンプウセン、トンナンセンという言葉があります。
これは麻雀のゲームの長さを表します。
東風戦は東場のみとなり、親番は1回で基本的に4局のゲームになります。
東南戦は東場と南場があり、親番は2回で基本的に8局のゲームになります。
親、子と風場所
ゲームが始まって一番最初に親をやる人を起家(チーチャ)と呼びます。
親の位置から見て右側にいる人を南家(ナンチャ)、正面の人を西家(シャーチャ)、左側にいる人を北家(ペーチャ)と呼びます。
ラス前、オーラス
ゲームの最後の1局のことを「オーラス」と言います。
連チャンが無い限り最後の局となります。
オーラスの1つ前の局を「ラス前」と呼びます。
発声用語
麻雀はあがった時や鳴きたいときに声を出して何をしたいのか発声します。
- ロン:自分のあがり牌が他の人から出た時に発声します。
- ツモ:自分のあがり牌を自分で持ってきた時に言います。
- ポン:手牌に2枚同じ牌があった時に発声し、3枚のメンツを作る事が出来ます。
- チー:手牌に45、67、などの連続した牌があるとき、上家からのみ発声する事が出来ます。
麻雀牌の種類や枚数
麻雀牌は大きく分けると4種類の牌があり、同じ牌が4枚ずつ入っていきます。
合計で34種類の牌があり、136枚でゲームを進行していきます。
1枚でも多かったり少なかったりしたらゲームに支障が出てしまいます。
萬子(マンズ)
数字が漢字で書かれている種類の牌をマンズと言います。
萬子の萬という字は、中国で昔使われていたお金の単位を表す言葉という事です。
筒子(ピンズ)
丸の数で数字を表しているのがピンズという種類になります。
特徴あるデザインですが、こちらは昔のお金の形を表しているという事です。
索子(ソーズ)
緑色の竹の数で数字を表しているのがソーズという種類の牌になります。
竹をイメージしたデザインになっていますが、1だけは竹のデザインではなく鳥のデザインになっています。
字牌(じはい)
数字ではなく文字が記載されている牌を字牌と言います。
方向が記載されている東南西北の牌を「風牌」と言い、白發中を「三元牌」と言います。
牌の数え方、読み方
では続いて牌の数え方と読み方を紹介します。
数え方も読み方も中国語となっています。
- 1:イー
- 2:リャン
- 3:サン
- 4:スー
- 5:ウー
- 6:ロー
- 7:チー
- 8:パー
- 9:キュー
- 東:トン
- 南:ナン
- 西:シャー
- 北:ペイ
- 白:ハク
- 發:ハツ
- 中:チュン
萬子の3の牌を呼ぶ時はサンマン、筒子の5を呼ぶ時はウーピン、索子の8を呼ぶ時はパーソウと言った感じで数字と牌の種類を合わせて呼びます。
もっと詳しく知りたい場合は麻雀の本を読むと良いです。
初心者にオススメな本を紹介しますので、ご覧になってみてください。
麻雀のルールについて
最後に麻雀のルールについて紹介します。
このルールが色々あるので、初心者が入り込みにく理由の1つなのではと思います。
ここで紹介する麻雀のルールは
- アリアリ、ナシナシについて
- フリー雀荘のルール
- セット麻雀のルール
それではそれぞれ見ていきましょう。
アリアリ、ナシナシについて
アリアリなのかナシナシなのか、麻雀にはそういったルールがあります。
アリアリ
喰いタンOK、後付けOKという意味です。
喰いタンOKと言うのは、タンヤオを鳴いても役として認めますという事です。
後付けOKと言うのは、最初のポンやチーをした時に役が確定していなくても大丈夫で、2回目の無きで風牌を鳴いても役として認められます。
ナシナシ
アリアリの逆という事になります。
タンヤオはメンゼンのみで鳴いたら役として成立しなくなります。
後付けは最初に役が確定する鳴きをしないといけません。
2回目に鳴いた時に役が確定する場合はチョンボとなってしまいます。
フリー雀荘のルール
フリー麻雀は麻雀をしたい人が1人でお店に行き、雀荘で働く店員さんや他のお客さんと一緒に麻雀をする事です。
基本的なルールはアリアリで東風戦と東南戦のお店があります。
1半チャン打つのにゲーム代を支払い、着順に応じて金銭のやり取りをします。
やり取りする金額はお店によって異なり、それぞれのレートに沿って行います。
テンゴと言うのは1,000点50円、テンピンと言うのは1,000点100円のレートになります。
基本的なルールは大体同じですが、
チップが発生する条件、親が連チャンするための条件、赤ドラの枚数などがお店によって違います。
新規として雀荘に行く場合はしっかりとルールを確認する必要があります。
セット麻雀のルール
セット麻雀は友達同士や職場の人同士などで打つ麻雀の事です。
フリー雀荘はお店が決めたルールに従って行いますが、セット雀荘は自分たちでルールを決めて麻雀をします。
決めなくてはいけない内容には
- アリアリなのかナシナシなのか
- レートはどうするか
- 親の連チャン条件はどうするか
- チップは有無、また発生条件はどうするか
- 役満が出た時の祝儀はどうするか
などがあります。
初心者同士がセットをすると決めるのが難しい場合がるので、詳しい人と一緒にいくと良いと思います。
健康麻雀
健康麻雀はいわゆる「飲まない」「吸わない」「賭けない」をモットーとしている麻雀です。
お酒を飲まない、たばこを吸わない、お金を賭けないという事です。
そのため頭の体操、指先の運動というイメージで麻雀をします。
高齢者の方は健康麻雀で麻雀を楽しむ人が多いイメージです。
麻雀初心者である程度できるようになったけどフリー雀荘にいくのはまだ不安、そういったときはまず健康麻雀から行ってみると良いかも知れません。
麻雀を覚えるにはやはり実践をこなしていくのが一番です。
しかし、時には人の麻雀を見たりするのも良い勉強になります。
プロ雀士の対局動画などは解説も付いているので見ていて勉強になります。
こちらにオススメ動画を貼っておきますので、良かったらご覧ください。
初心者が最初に覚えたい麻雀ルールの基本的まとめ
ここではまず初心者が覚えたい麻雀ルールや用語などを紹介させて頂きました。
覚える事が多く、なかなか踏み込めないゲームの様に感じますが、一度覚えてしまえばずっと楽しむ事ができます。
麻雀は基本的に4人で遊ぶゲームで、終了した時に1番点数が多い人から着順が決まります。
親番の時は点数が1.5倍となるので、いかに親番の時にあがるかというのが勝負のポイントの1つになります。
麻雀牌は34種類136枚で行うゲームで1枚でも多かったり少なかったりするとゲームとして成り立たなくなってしまいます。
麻雀のルールはやる場所によって変わるという感じになってます。
お店によって異なりますし、セットでやるときも一緒にやる人で異なってきます。
プロの対局やリーグ戦なども団体で違ったり、大会によって違ったりします。
もしかしたら麻雀を始めにくい理由の1つにこのルールがあるのではと思います。
最初は覚える事が正直たくさんありますが、1度覚えたしまえばずっと楽しむ事ができます。
なかなか飽きず、またかなり深くて考えさせられるゲームなのでとても楽しめると思います。
麻雀の魅力に取りつかれて麻雀を職業にする人もいる程面白いゲームです。