麻雀で手配を作っていく手順に「5ブロック」という言葉があります。
手牌を5ブロックに分けて考える事を知っていましたか?
5ブロック理論はテンパイに向けて手配を進めていく上で効率良く打牌候補を選択できる思考です。
5ブロック理論とはどんな方法なのでしょうか。
5ブロック理論のメリットにはどんな事があるのでしょうか。
ここでは初心者、中級者にオススメは5ブロック理論について紹介していきます。
目次
麻雀5ブロック理論について
麻雀は4メンツ1雀頭が上がりの基本的な形になります。
5ブロック理論はその基本的な上がりの形に合っている思考になります。
まずは5ブロックの理論やメリットについて紹介したいと思います。
ここで紹介する内容は
- 受け入れ枚数を重視した打牌候補ができる
- 最速のテンパイで先制リーチができる
- 5ブロック理論の重要性
それでは詳しく解説していきます。
受け入れ枚数を重視した打牌候補ができる
手牌を5ブロックにする事で不要牌が明確になります。
またリャンメンなどの強い所と、カンチャン、ペンチャンなどの弱い所も明白になるので不要牌の選択がしやすくなります。
不要牌が明確になれば効率の良い打牌選択ができ、テンパイチャンスが広がります。
最速のテンパイで先制リーチができる
5ブロックで手配を整理し打牌を選択をすると、最速のテンパイを目指す事ができます。
テンパイし先制リーチができれば他の3名に大きなプレッシャーを与える事ができます。
また、リーチには打ちたくないという思考がでるので、手配を回したりするため相手のテンパイチャンスを潰す事もできます。
そうなったらあとはツモりに行くだけなので有利な展開でゲームを進行する事ができます。
5ブロック理論の重要性
麻雀は手配を比較します。
強い所と弱い所を見極め、弱い所をフォローしていきます。
5ブロック理論で考えるとリャンメン部分の強い所や、カンチャンやペンチャンなどの弱い所の比較がしやすくなります。
リャンメンは強いのでフォローは必要がありませんが、カンチャン、ペンチャンはフォローが必要です。
12となっているペンチャンを112と言った形、57となっているカンチャンを557と言った形でフォローする事でテンパイチャンスが広がります。
片山まさゆき氏が書いた漫画で5ブロック理論がわかりやすく記載された物があります。
5ブロックだけではなく、麻雀全般で勉強になる事が多いので良かったらご覧ください。
5ブロック打法の理論と思考のセオリー
それでは5ブロック打法の基本的なセオリーについて紹介します。
どういった方法が5ブロック打法になるのでしょうか。
また気を付けなくてはいけないポイントとはどんな事でしょうか。
ここで紹介する内容は
- 5ブロックの基本的な考え方
- 弱い所はフォローする
- 5ブロック以外の余剰牌は打牌候補に
それでは詳しく解説していきます。
5ブロックの基本的な考え方
この様な手配を各ブロックに分けると
- 12m
- 45m
- 334p
- 668p
- 56s
- 中中
以上の6個のブロックに分ける事ができます。
5ブロック理論として考察すると1ブロック多いので1つのブロックが打牌候補となります。
今回の手配の場合はの打牌候補は12mになります。
3mを引いたときも45mでフォローする事ができるので裏目になる事がありません。
12mのターツを落とす事で残りが5ブロックとなります。
5ブロックになる事で手配がすっきりしますし、弱いカンチャン、シャボなどをフォローしやすくなりますし安全牌を持つ余裕もできます。
弱い所はフォローする
こちらの手配の場合、打牌候補は3p、8pが挙げられます。
5ブロック理論ではどちらの打牌選択が良いのでしょうか。
まず3pを切った場合、残った形は34pとリャンメンで強い形となります。
さらに668p、中中はどちらが雀頭になるかまだ分かりません。
6pか7pが入れば中が雀頭となり、中が暗刻になれば6pが雀頭となります。
続いて8pを切った場合のテンパイへの受け入れ枚数ですが、
235p、6p、中の5種類となります。
3pを切った時より受け入れ枚数が少なく、テンパイチャンスが狭くなってしまいます。
3pを切った時に残った形はリャンメンで強く、8pを切ったら6pと中のシャボとなるので弱い形となります。
ですので、この場合は残った形が強くなる3pを切るのがセオリーと言えます。
5ブロック以外の余剰牌は打牌候補に
上がりの形は4メンツ1雀頭です。
4メンツ1雀頭=5ブロックとなるので、5ブロック以外の牌は打牌候補になります。
基本的には浮いている牌はペンチャン、カンチャン、シャボなど弱い所を落としておくのがセオリーです。
5ブロック以外の余剰牌を整理する事で残った5ブロックの弱い部分をフォローできたり、先行リーチが来た時の安全牌を持つ余裕もできます。
こちらは6ブロックある手牌です。
- 335m
- 89m
- 223p
- 56p
- 56s
- 白白
以上の6ブロックになります。
223pと持っている2pを切っても23pのリャンメンの強い形が残るので3pを切りたくなるかも知れません。
しかし5ブロックで整理すると、不要なターツは一番弱い89mになります。
ですので、この手配は89mを打牌候補として5ブロックで手配を進めていくのが良いです。
5ブロック打法の理論まとめ
ここでは5ブロックについて紹介させて頂きました。
テンパイを目指して手を進めていくと何を切るのが良いのか難しい場面が多いです。
こういった時は5ブロック理論で思考すると何を切って良いのか分りやすくなります。
5ブロック理論のメリット
- 受け入れ枚数を重視した打牌候補ができる
- 最速のテンパイで先制リーチができる
5ブロック理論の手作り
- 弱い所はフォローする
- 5ブロック以外の余剰牌は打牌候補に
5ブロック理論を意識しながら麻雀をすると今までより何を切って良いのか判断がしやすく、テンパイに向けて手を進めやすいと思います。
是非試してみてください。