「40代だけど、パチンコ店で雇ってもらえるのかな」
「高校3年生だけど、18歳になったらパチンコ屋でバイトできる?」
パチンコ店で働きたいと思ったとき、気になるのが年齢ですよね。
先に答えを書きます。
パチンコ店で働ける年齢に、法律上の上限はありません。
2026年10月時点で、「〇歳まで」と上限を決めた法律はありません。
募集で年齢の上限を書くこと自体が、原則として禁止されています。
一方で、「何歳から」は18歳以上を条件にする求人が中心です。
夜10時から朝6時までの時間に、18歳未満を客に接する仕事につかせることは、法律で禁止されています。
18歳でも高校生は採用しないお店が多く、「20歳以上」を条件にするお店もあります。
現場の年齢層は、大手の求人を見ると20〜40代が中心で、50代のスタッフもいます。
この記事で分かること:
- パチンコ店で何歳から働けるか(法律と、お店・学校の事情の違い)
- 何歳まで働けるか(採用の上限と、契約更新・定年の上限の違い)
- 実際の求人と現場の年齢層
- 年齢が上がるときつくなること
- 40代・50代・主婦・シニアが応募前に確認したいこと
僕は、パチンコ店で8年間働いていました。
現場のスタッフから始めて、最後は管理職として採用する側も経験しています(勤めていたのは約10年前までです)。
法律や大手の求人で確認できたことと、僕が働いていたお店での経験を、分けて書いていきます。
パチンコ店で働けるのは何歳から?基本は18歳以上、高校生と20歳未満は店による
ここでは、2026年10月時点の法律と大手の求人をもとに「何歳から」を答えます。
ポイントは、法律で決まっていることと、お店や学校の事情を分けて考えることです。
求人の多くは「18歳以上」。夜10時以降は法律で18歳未満を働かせられない
パチンコ店は、風営法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律。お店の営業ルールを決めた法律)の第2条第1項第4号の営業にあたります。
この風営法の第22条第1項第4号で、次のことが禁止されています。
午後10時から翌午前6時まで、18歳未満を客に接する仕事につかせることは風営法で禁止されています。
また、同じ第22条第1項第5号で、18歳未満を客としてパチンコ店に入れることも、時間帯に関係なく禁止されています。
大手ホールの求人も、これに合わせています。
たとえばマルハンの求人(西日本カンパニーの店舗、2026年10月更新)は、必須条件を「18歳以上の方」としています。
なお、風営法の第22条が時間帯を決めて禁止しているのは「夜10時〜朝6時」です。
昼間については、労働基準法など他のルールや、都道府県の条例も関係します。
そのため、この記事では「昼間なら18歳未満でも働ける」とは書きません。
実際の求人は、時間帯に関係なく「18歳以上」を条件にしているものが中心です。
18歳でも高校生は採用されにくい。理由は法律ではなく学校と店の事情
風営法には、「高校生」を名指しで禁じる文言はありません。
それでも、18歳の高校生を採用しないお店は多いです。
理由としてよく挙げられるのは、次のような事情です。
- 校則でパチンコ店への出入りを禁じている学校が多い
- 夜のシフトに入れない
- お店の方針として高校生を採用していない
僕が働いていたお店でも、店の方針として、高校生は応募の段階でお断りしていました。
卒業直前の3月をどう扱うかも、お店によって違います。
高校3年生の人は、応募する前にお店へ直接確認するのが確実です。
「20歳以上」が条件の店もある(喫煙エリアと健康増進法)
求人によっては、「18歳以上」ではなく「20歳以上」を条件にしているお店もあります。
関係しているのが、2020年4月に全面施行された改正健康増進法です。
健康増進法では、喫煙専用室などの喫煙エリアに、20歳未満を立ち入らせてはいけないと決められています(第33条第5項など)。
厚生労働省も、20歳未満の人は、従業員であっても喫煙エリアに立ち入ることができないと説明しています。
喫煙エリアの仕事に入れない人がいるとシフトが組みにくいので、20歳以上を条件にするお店がある、と考えられます。
18〜19歳の人は、求人票の年齢条件を必ず見ておきましょう。
パチンコ店で働ける年齢と法律の早見表(2026年10月時点)
| 年齢・立場 | パチンコ店で働けるか | 根拠 |
|---|---|---|
| 18歳未満 | 夜10時〜翌朝6時に客に接する仕事は法律で禁止。求人は18歳以上を条件にするものが中心 | 風営法第22条第1項第4号/各社の求人 |
| 18歳(高校生) | 法律に名指しの禁止はないが、採用しないお店が多い | 校則・お店の方針 |
| 18〜19歳 | 働ける。ただし喫煙エリアには入れないため、20歳以上を条件にするお店もある | 健康増進法第33条第5項など/各社の求人 |
| 上限 | 法律上の上限なし。募集での年齢上限は原則禁止 | 労働施策総合推進法第9条 |
| 契約更新・定年 | 会社の規則による | 各社の就業規則 |
パチンコ店員は何歳まで働ける?年齢の上限は法律になく、「35歳まで」という決まりもない
ここからは「何歳まで」の話です。
2026年10月時点で、パチンコ店で働ける年齢の上限を決めた法律はありません。
ネットでは「35歳まで」「45歳まで」など、いろいろな数字を見かけます。
でも、「パチンコ店は35歳まで」という法律や業界のルールはありません。
募集で年齢の上限を書くことは原則禁止(2007年10月から)
労働施策総合推進法(働く人の募集・採用などのルールを決めた法律)の第9条で、会社は募集・採用のときに、年齢にかかわりなく均等な機会を与えなければならないとされています。
2007年(平成19年)10月1日からは、募集・採用で年齢制限をすることが原則できなくなりました。
募集の段階で「〇歳まで」と年齢の上限を書くことは、原則として禁止されています。
厚生労働省によると、このルールはパート・アルバイトの募集にも当てはまります。
厚生労働省のQ&Aでは、体力の衰えには個人差が大きいので、年齢で一律に制限するのは適切ではないと説明しています。
その代わりに、具体的な仕事の内容と、必要な能力を示すよう求めています。
例外は定年がある正社員の募集など。アルバイトにはほぼ当てはまらない
年齢制限には、いくつか例外があります。
代表的なのは、定年の年齢を上限にして募集する場合です(労働施策総合推進法施行規則 第1条の3第1項第1号)。
ただし、この例外は、期間の定めのない契約(いわゆる正社員)で募集する場合に限られています。
契約期間が決まっているアルバイト・パートの募集には使えません。
正社員の中途採用では、定年までの期間をもとに年齢の上限を付けた求人もありえる、くらいに考えておくといいと思います。
気をつけたいのは「採用の上限」より「契約更新・定年の上限」
採用のときは年齢不問でも、会社の規則で、契約更新や定年の年齢が決まっていることがあります。
「入れるかどうか」と「何歳まで続けられるか」は、別の話です。
参考までに、パチンコ店に限らない全産業の話として、65歳までの雇用を確保することは会社の義務、70歳までの就業機会を確保することは努力義務になっています(厚生労働省、令和7年「高年齢者雇用状況等報告」)。
長く働きたい人は、応募前に求人票や就業規則で、契約更新の上限や定年を確認しておきましょう。
実際の求人と現場の年齢層は20〜40代が中心。50代のスタッフもいる
「法律では上限がない」と言われても、実際に何歳くらいの人が働いているのかが気になりますよね。
ここでは、大手の求人と、僕が働いていたお店の様子を紹介します。
大手の求人は年齢の上限を書いていない
2026年10月23日に、マルハンの求人と採用ページを確認しました。
どれも、年齢の上限は書かれていませんでした。
年齢層については、次のように書かれています。
- 西日本カンパニーの店舗の求人: 「20代〜30代が中心」
- 西日本カンパニーの採用ページ: 「20代〜40代を中心に、幅広い年齢のスタッフが活躍」
- 北日本の公式ページ: 紹介されている先輩スタッフは19歳〜55歳(55歳の方は主婦で、清掃の担当)
55歳の先輩スタッフは、「年を重ねても続けられるのは良いところです」とコメントしていました。
ちなみに、パチンコ業界全体で働く人の年齢構成をまとめた統計は、今回見つけられませんでした。
ここで紹介しているのは、あくまで1社の求人に書かれている年齢層です。
元店員が見た現場の年齢層
僕が働いていたお店では、スタッフの年齢は一番上が40代、一番下が19歳の大学生でした。
今のマルハンの求人に書かれている「20代〜40代中心」と、だいたい同じような顔ぶれです。
ただ、これは僕が働いていた1つのお店の話です。
地域やお店によって、年齢層は変わると思います。
30代・40代だから不利、という決まりはない
「パチンコ 30代 不利」と検索する人もいるようです。
ですが、ここまで書いてきたとおり、30代・40代だから採用で不利になるという法律やルールはありません。
大手の求人でも20〜40代が中心と書かれていて、僕が働いていたお店にも40代のスタッフがいました。
元管理職として、年齢を理由に採用を迷ったことはなかった
ここからは、管理職として採用する側にいた僕の経験です。
求人サイトの記事ではあまり出てこない、お店側の話をします。
年齢で迷ったり、断ったりしたことはなかった
僕が働いていたお店では、年齢を理由に採用を迷ったり、断ったりしたことはありませんでした。
ひとつだけ補足すると、前に書いたとおり、高校生は応募の段階でお断りしていました。
これは「何歳だから」ではなく、「在学中の高校生は採用しない」という店の方針によるものです。
厚生労働省も、年齢で一律に線を引くのではなく、仕事の内容と必要な能力を示すよう求めています。
応募に来るのは、そもそも40代くらいまでだった
年齢で迷わなかった理由は、単純です。
僕が働いていたお店では、そもそも40代くらいまでの人しか応募に来なかったからです。
お店が年齢で選んでいたわけではありません。
応募してくる人の年齢が、たまたまその範囲だった、ということです。
これは僕が働いていた約10年前の、1つのお店での話です。
今のパチンコ店全体がそうだ、という意味ではありません。
40代以上の人は、清掃パートとして入ることもあった
僕が働いていたお店では、40代以上の人が清掃パートとして入ることもありました。
ただ、「40代以上は清掃の仕事しかない」という意味ではありません。
どんな仕事で募集しているかは、お店や時期によって違います。
今のマルハンの公式ページでも、55歳の主婦の方が清掃スタッフとして紹介されています。
体力が気になる人には、清掃という選び方もあると思います。
店員の仕事の裏側が気になる人は、こちらも読んでみてください。
➡ パチンコ店員インカムの使用目的や用途は?気になる話している内容を紹介
年齢が上がるときついこと(デメリット)は立ち仕事・重い物・夜の時間帯
ここでは、パチンコ店の仕事のきつさのうち、年齢が上がると特に効いてくる点にしぼって書きます。
1日中の立ち仕事と巡回、騒音とたばこ
ホール(台が並んでいる店内のフロア)の仕事は、店内の巡回が中心です。
求人媒体の説明でも、運動量が多い仕事とされています。
そのほか、台の音による騒音や、たばこの煙も、パチンコ店の仕事でよく挙がるきつい点です。
また、パチンコ店に限らない全産業の統計ですが、2018年は休業4日以上の労働災害のうち26.1%(約4分の1)が60歳以上の人でした(厚生労働省)。
年齢が上がるほど、転倒などのけがが起きやすいとされています。
立ちっぱなしで歩き回る仕事なので、年齢が上がるほど足元には気をつけたいところです。
ドル箱運びは、各台計数やスマパチ・スマスロで減った店もあるが、店による
僕が働いていた頃、重くて大変だったのがドル箱(出た玉やメダルを入れる箱)です。
今は各台計数(パーソナルシステム。台ごとに出玉を数える仕組み)を入れているお店もあります。
台ごとに出玉を数えるので、ドル箱を積み上げて運ぶ場面は少なくなります。
スマパチ(玉が台の中で循環し、ICカードで出玉を管理するパチンコ台)やスマスロ(メダルを使わないパチスロ台)のように、玉やメダルに触れずに遊技・計数できる台も出てきました。
ただし、ドル箱運びが全部のお店でなくなったわけではありません。
2026年10月に更新されたマルハンの求人でも、仕事内容に「ドル箱の回収」が入っていました。
ドル箱を運ぶ量は、お店の設備や、置いている台の種類で変わります。
重い物が心配な人は、応募前にお店の設備を見ておくと安心です(やり方は後の見出しで書きます)。
閉店後の作業と、夜10時以降のシフト
夜のシフトは、時給が上がるのが魅力です。
マルハンの求人では、22時以降は時給が25%アップになっていました。
一方で、閉店後には清掃や清算、新台の入替などの作業があるお店もあり、帰りが遅くなります。
夜を外して働きたい人は、シフトの時間帯を応募前に確認しておきましょう。
お店によって営業時間が違う理由は、こちらで書いています。
➡ 全国パチンコ店の営業時間の違いとその理由について 三重県ではオールナイト営業も可能?
パチンコ店の仕事内容やきつさを全体的に知りたい人は、こちらをどうぞ。
➡ パチ屋のバイトってきつい?パチンコ店店員スタッフの仕事内容を紹介 メリット・デメリット・短期・長期
40代・50代・主婦・シニアが応募前に確認したい3つのこと
最後に、年齢が上がっても続けやすい働き方を選ぶために、応募前に確認したいことをまとめます。
仕事の種類で選ぶ(ホール・カウンター・清掃)
パチンコ店の仕事は、大きく分けてホール・カウンター(景品の交換や受付をする場所)・清掃があります。
求人媒体のマイナビバイトでは、カウンターは重い玉箱を運ぶ機会が少ない傾向があると説明されています。
清掃スタッフの募集もあり、前に書いたとおり、僕が働いていたお店でも40代以上の人が清掃パートとして入ることがありました。
自分の体力や、どれくらい動きたいかに合わせて選ぶといいと思います。
店の設備を見る(各台計数機・ICカードの台がどれくらいあるか)
一番かんたんな確認方法は、応募する前に、客として一度お店に行ってみることです。
台の後ろや足元にドル箱が積まれているか、各台計数の台がどれくらいあるかを見れば、ドル箱を運ぶ量のおおよその見当がつきます。
求人票と面接で聞いておくこと
年齢よりも、シフトと仕事内容が自分に合うかを先に確認しましょう。
求人票と面接では、次のことを確認しておくと安心です。
応募前チェックリスト
| 確認すること | 見るところ・聞き方 |
|---|---|
| 仕事の種類 | ホール・カウンター・清掃のどれで募集しているか |
| 夜のシフト | 22時以降のシフトがあるか、夜を外せるか |
| お店の設備 | 各台計数・ICカードの台がどれくらいあるか(客として見に行く) |
| 契約更新・定年 | 契約更新の年齢上限や定年があるか(求人票・就業規則) |
| 年齢条件 | 18歳以上か、20歳以上が条件か |
パチンコ・パチスロの遊技についての注意
パチンコ店で働くと、パチンコやパチスロが身近になります。
遊技するときは、次のことを守ってください。
- 18歳未満は、パチンコ・パチスロを遊技できません。
- 遊技は、生活に影響しない余裕のあるお金の範囲で楽しみましょう。
- のめり込みが心配な人は、パチンコ・パチスロの依存問題の相談機関「リカバリーサポート・ネットワーク」に相談できます。
- 電話:050-5846-3952(相談は無料。通話料はかかります)
- 受付:月〜金(祝日を除く)10:00〜22:00(受付は21:30まで)
- 公式サイト:https://rsn-sakura.jp/
- 2026年10月時点。最新の情報は公式サイトで確認してください。
まとめ
パチンコ店員は何歳まで、何歳から働けるのかをまとめます。
- 2026年10月時点で、パチンコ店で働ける年齢の上限を決めた法律はありません。募集で年齢の上限を書くことは原則禁止です。
- 求人は18歳以上が基本です。夜10時〜朝6時に18歳未満を客に接する仕事につかせることは、風営法で禁止されています。高校生は採用しないお店や、20歳以上を条件にするお店もあります。
- 大手の求人では20〜40代が中心で、50代のスタッフもいます。
- 僕が働いていたお店では、年齢で採用を迷ったことはなく、応募に来るのは40代くらいまででした。40代以上の人が清掃パートとして入ることもありました。
- 年齢が上がると、立ち仕事・ドル箱・夜の作業がきつくなります。仕事の種類と、お店の設備で選びましょう。
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